いびきで分かる?!身体の疲れやストレスのバロメーター

いびきで分かる?!身体の疲れやストレスのバロメーター1

睡眠の質を低下させる「いびき」の様々な原因を知ろう!

みなさんは、寝ている時に「いびき」をかいていますか?

寝ている間のことなので自分で気づくのは難しい思いますが、ご家族や旅先で友人から指摘されて恥ずかしい思いをしたことがある、なんていう方も多いのではないでしょうか?また、眠りが浅い時に「自分のいびきで目が覚めた」という経験がある方も決して珍しい訳ではなく、程度や度合いには個人差はあれど、ほとんどの方が

いびきを経験している

のではないかと思います。

時には通勤の電車やバスで、いびきをかいて寝ている人を見かけることも少なくありませんが、周囲の人からするとこのいびき音は不快に感じることが多い一方、いびきをかいている本人は、

悪気があるわけではなく本人も気付いていない

のがいびきの特徴でもありますので、余計に始末が悪いというのが実情。ご夫婦においては、「夫のいびきがうるさすぎて本気で離婚を考えた」とか、友人同士の旅行などにおいては「一緒の部屋で寝泊りしたくない」といったように、いびきにおいては

周囲の方の辛辣で厳しい風当たり・・・

いびきがわざとではないことは誰でも理解していますが、いざ周囲の方の睡眠が妨げられているような状況であれば、辛く当たられてしまうのも致し方ない部分ではあります。

では、そもそもなぜ「いびき」をかく人がいるのでしょうか?

いびきをかく人の勝手なイメージを何点か挙げますと

・太っている人
・飲酒や喫煙の多い人
・中高年男性

といったように、生活習慣の乱れや加齢要因などのネガティブなイメージが先行しますが、もちろん上記は概ね当てはまっているほか、

・風邪や疲労など一時的なもの
・花粉症やアレルギー性鼻炎
・仰向けに寝ている

などもいびきを発する原因となり、誰でもいびきをかく可能性はあるのです。

今回の記事では、この「いびき」の原因やいびきをかくメカニズムを理解しつつ、いびきの防止対策や日常生活における心がけなどをご紹介。また、いびきをかくことによって起きる

睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの健康リスク

についても掘り下げて見ていきます。

そもそもいびきにも種類(タイプ)があるってご存知でしたでしょうか?
毎日取る睡眠といびきの関係は、切っても切り離せない存在ですが、意外といびきに関しては詳しく知らないのが実情。今回の内容で、しっかりと「いびきのメカニズム」を把握するようにしましょう!

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いびきのタイプ「散発性いびき」と「習慣性いびき」の違い

いびきで分かる?!身体の疲れやストレスのバロメーター2

かいている本人は悪気はなくとも、まわりの人からすれば相当に不快に感じるいびき

そもそもいびきとは何なのでしょうか?

いびきとは、寝ている間の呼吸によって喉の粘膜が振動して発生する雑音のこと。特に仰向けで寝ている時は、舌や喉周りの筋肉が緩んで、鼻から喉にかけての気道が狭くなるため、空気が通るたびにその周囲の粘膜が震え、いびきとして音を出す。

というのが「いびき」のメカニズムです。

これだけを読むと、すべての人間がいびきをかいているようにも感じますが、いびきには大きく分けて2つのタイプがあり、それぞれのタイプでいびきの性質も対策も異なってくるので、基礎知識として覚えておく必要があります

≪散発性いびき≫

風邪による鼻づまりや体調不良、疲労、飲酒など一時的な要因でかくいびき。
普段はほとんどいびきをかかないのに、疲れている時やお酒を飲んだ時に限っていびきをかく、ということは誰にでも一度は経験があるのではないでしょうか。

散発性いびきは、

その原因となっているものが取り除かれればいびきも解消される

ため、特に対策や対処が必要なわけではありません。体調が戻れば、いびきも自然と止まるので、体調管理はもちろん、飲酒や喫煙を控える、疲れやストレスの解消など、健康的な生活を心がけましょう。

≪習慣性いびき≫

就寝時に習慣的にかくいびきで、他人が不快に感じるほどの騒音になることが多い。
特にに肥満傾向に人に多く、首まわりについた脂肪で気道が狭まることでいびきをかきやすくなるのが特徴。その他にも、加齢による筋肉の衰えや小顔の方など、

骨格など身体の構造的部分が要因

で、慢性的にいびきをかきやすい方も少なくありません。

特にこの習慣性いびきにおいては、睡眠中に呼吸が10秒以上停止してしまう睡眠時無呼吸症候群(SAS)の原因ともなり、過去記事「▼寝不足だけじゃない!取れない疲れや慢性的なだるさの原因と対策」でも取り上げておりますが、

・寝ても疲れが取れない
・熟睡感に乏しい
・日中に強い眠気を感じる
・頭がボーっとする
・やる気がでない

といった症状の原因にもなりますので、単にいびきといってもそのタイプによって深刻度も対処法もまったく違ってくる、という点を覚えておくようにしましょう。

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いびきの習慣化につながる慢性的な疲れやストレスを解消しよう

いびきで分かる?!身体の疲れやストレスのバロメーター3

上記でご紹介したように、慢性的ないびきにおいては睡眠時無呼吸症候群などの健康リスクが高まる以外にも、日中に強い眠気に襲われたり、強い倦怠感など日常生活にも支障を来たす恐れがあります。

ただ、実際に自分が

・そもそもいびきをかいているのか?
・どんな時ににかいているのか?
・どんないびきのかき方をしているのか?

など、どちらのタイプのいびきをかいているかを把握するのは困難であるのも事実・・・

ご家族に指摘されていたり、上記のような熟睡感に乏しいといった自覚症状がある場合など以外は、肥満に留意したり、生活習慣を見直したりと、

日常生活での心がけで対策を講じていく

のが現実的かもしれません。

もちろん、既に睡眠時無呼吸症候群などの症状が出ているようであれば、専門医での受診をおすすめいたしますが、ここでは日常生活におけるいびき対策として幾つかの対処法をご紹介いたしますので、「自分のいびきで目が覚めたことがある」といった自覚がある場合には、ぜひ試してみると良いでしょう。

≪自分でできる「いびき」対処法≫

1、仰向けに寝ている人は横向きに寝る
上を向いて寝ることで舌や口蓋垂が気道を塞いでしまうので横向きに寝ることを意識しましょう。

2、就寝前の飲酒はしない
アルコールによって喉の筋肉が緩み、気道を塞ぎやすくしてしまいます。また血管が広がることで鼻づまりの原因となり、口呼吸が増えていびきをかきやすくなる傾向にあります。

3、痩せる・減量する
上記でもご紹介したとおり、肥満はいびきの原因となりますので、太り気味の方は減量を心掛けましょう。

4、寝室の湿度を調整する
乾燥した室内は喉を痛めるほか、鼻づまりも起こしやすくなり、必然的にいびきをかきやすい環境になってしまいます。特に乾燥する冬場などは加湿器などで適度な湿度を保つようにしましょう。

5、規則正しい生活を心掛ける
栄養バランスの取れた食生活、規則正しい生活リズムで、風邪を引かない健康的な身体を維持するよう心掛けましょう。

6、いびき対策用グッズを使う
ドラッグストアなどで様々ないびき対策用グッズが販売されています。鼻孔拡張テープなどは手軽に用いることができる定番アイテム。鼻呼吸を促すものや気道を確保するもの、横向き姿勢を維持する枕など多彩なアイテムがありますので、それらも活用するようにしましょう

いかがでしたでしょうか?

いびきは、日本人の骨格的な部分を要因とする側面もあれば、生活習慣に起因する部分もありますので、不規則な生活や飲酒・喫煙を控え、心身ともに健康的な生活を心がけることが一番の対策になることを覚えておきましょう。

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