ネイルケアは体内から?!栄養不足の爪を補う栄養素
あなたの爪は栄養足りてる?ネイルケアの基礎知識
女子力アップには欠かせない、コスメの代表的アイテムであるマニュキュアやネイルチップなどのネイルアート。ヘアサロンと同様に、街には数多くのネイルサロンがあるほか、最近は自宅でできるジェルネイルキットも充実し、爪のオシャレを楽しむ方が増えてきました。
一方で、マニュキュアやネイルアートのしすぎで爪に負担が掛かり、
・爪がもろくなってきた
・爪が薄くなった気がする
・爪にツヤがなくなった
といったような声も少なくありません
ネイルアートが映えるのも健康的な爪があってこそ。
お肌の調子が悪いと化粧ノリが悪くなるのと同じように、傷んだ状態の爪ではせっかくのネイルアートも台無しになってしまいます。
でも、どうしてネイルアートが爪の負担になるのでしょうか?
一般的には、ネイルオフの際に使用する除光液などのリムーバーに含まれるアセトンという有機化合物が、爪の水分や油分を分解してしまうと言われています。除光液に対するアセトンやノンアセトンといった情報は多方面で取り上げられているので、この記事での説明は割愛しますが、
爪は言うまでもなく身体の一部
ですので、ヘアケアと同様に外側と内側のケアが必要なのです。
まずは爪が傷む原因を知って定期的に爪を休ませること。そして、ネイルオイルやネイルケア成分入りハンドクリームを使ってマッサージなどを行なう外側ケア。さらには、潤いのある爪を保つために必要な栄養素を十分に摂る内側ケア。
これら意識して、日常的にしっかりとケアすることが大切です。
今回の記事では、健康的で美しい爪を作るのに欠かせない栄養素についてご紹介していきます。
爪の主成分と必要な栄養素を積極的に補おう!
健康的な爪を保つためには、爪の主成分を知る必要があります。
爪の主成分は毛髪と同じケラチンというタンパク質で、タンパク質の摂取が欠かせません。最近、爪がもろくなったとお感じになる際は、同時に髪にツヤやコシがなくなってくることも珍しくありません。つまり
体内のタンパク質が不足気味になっている
という可能性があります。
タンパク質には植物性と動物性のものがありますが、爪の健康のためにはその両方をバランスよく摂取するのがオススメ。特に栄養バランスの偏った食事制限などを行なっていると、タンパク質は不足気味になりやすい傾向にありますので、上手に食事に取り入れるよう心掛けましょう。
≪動物性タンパク質が豊富に含まれる食品≫
肉類(豚肉・鶏肉など)、アジ、鮭、乳製品、卵など
≪植物性タンパク質が豊富に含まれる食品≫
大豆(豆腐、納豆等)えんどう豆、ブロッコリー、アボカドなど
特に植物性たんぱく質は、低脂肪かつ低カロリーで食事制限中でも効率的にタンパク質を摂取できる食材が多いのでオススメですが、一方で過去記事「アンチエイジングを意識するなら欠かせない栄養素ランキング」でも取り上げた、人間の体内で生成できない
必須アミノ酸などは、動物性タンパク質に多く含まれています
ので、両方をバランスよく摂取することが重要になります。
美しい爪を作りキープするのがビタミン
上記でご紹介したタンパク質のほか、美しい爪を作るために合わせて摂取したい栄養素がビタミン類です。ビタミンB群は、折れにくい爪や綺麗な爪を保ち、爪の弾力や乾燥を予防してくれる役割を果たします。
≪ビタミンB群の役割≫
・ビタミンB1、B2、B3
爪の成長を促進して丈夫な爪を作る
・ビタミンB6
アミノ酸の代謝を促進して皮膚の抵抗力を増やす
・ビタミンB12
正常な赤血球をつくり爪先の血流を良くする
・ビタミンB7
爪や髪の毛の健康に左右し「美タミン」とも言われる
その他、ビタミンAやビタミンEは爪の弾力を作って乾燥を予防する役割を果たし、ビタミンCはケラチンを強くしてくれるのに必要なビタミンです。特に中高年になってくると食事の量自体が少なくなってくるため、ビタミンB群の摂取量が不足しがち。
そこで効率よくビタミンを摂取できる食品をピックアップしてみました。
≪ビタミンB群が多く含まれる食品≫
レバー類、ナッツ類(アーモンド、クルミ等)、豚肉、貝類、マグロ、カツオ、海苔
≪ビタミンAが多く含まれる食品≫
レバー類、うなぎ、ほうれん草、抹茶など
≪ビタミンEが多く含まれる食品≫
すじこ、いくら、いわし、アーモンドなど
≪ビタミンCが多く含まれる食品≫
パプリカ、赤ピーマン、アセロラ、パセリなど
一部の食品を除いては、日常生活のなかでも比較的容易に摂取できる食材がほとんどで、特に意識をしなくても無理せず継続できるものばかりです。その他、鉄分やカルシウムなども丈夫な爪を作るのに役立つ栄養素ではありますので、カルシウムを多く含む乳製品や小魚類、鉄分を多く含むレバーやひじきなども美爪維持に役立ちます。
ネイルなどで爪を酷使しすぎた場合は、ネイルオフ時にしっかりとこれら栄養素を補っておきたいところ。もちろん、内側のケアだけでなく合わせて外側のケアも忘れないように行ないましょう!
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