油酔い!経験ありますか?
伊豆地方の土砂災害に遭われた方々に、九州地方・山陰地方・四国地方の大雨の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。
皆様のご無事と1日も速いライフラインの復旧、そしてご健康をお祈りいたします。
こんにちは。リフレ健康食品相談窓口の岡﨑です。
先週末のお昼、私は天ぷらを揚げていました。
休日昼の麺類のおかずに天ぷら、平日の夕食にトンカツやコロッケ、ついでに翌朝のサンドイッチに挟むアジフライなど、我が家では週に3~4回は揚げ物を食べているかも。
ところで皆様は揚げ物をしていて吐き気で立っていられなくなったり、食欲がなくなった経験はありませんか。
揚げ物以外ではステーキなどの肉調理、なかにはファストフード店に入っただけでも気分が悪くなってしまう人がいるようです。
このような油物が原因で起きる体調不良を、油酔いと呼びます。
揚げ物好きの私ですが、学生時代に夏休みのアルバイトで揚げ物をして倒れて以来、真夏の油酔いに気を付けています。
最近になってこの油酔いの原因はアクロレインという成分によるものとわかってきました。
アクロレインはアルデヒドの一種で、揮発性の毒性物質です。
酸化した油を過熱することで発生し、この油臭いにおいで吐き気が起きるほか、酸化ストレスを原因とする生活習慣病にも影響してしまうということです。
ではこの油酔いを防ぐためには、何に気を付けたらよいのでしょうか。
①アクロレインが発生しにくい揚げ油を選ぶ
必須脂肪酸の1つであるリノレン酸ですが、酸化したものを過熱するとアクロレインが発生しやすくなります。
リノレン酸はナタネ油や大豆油には6~9%でやや多く、サフラワー油やひまわり油には1%以下で少なめなのでお勧めです。
②揚げ油の再利用は2~3回まで
油は再利用するたびに酸化しますので、私は1回に使用する揚げ油の量をできるだけ少なくし、1週間で新しい油に変えています。
また新しい油でも揚げ続けているうちに小さな泡がたくさんできてきたら、油が疲れてきたサインですので替えどきです。
③揚げ物調理中は換気扇を回す
台所のアクロレインの濃度が高くならないように、揚げ物調理中は必ず換気扇を回しましょう。
④体調が悪いときは揚げ物を作らない!
揚げ物を作るときは食材の下処理をして、衣をつけて、揚げて、盛り付けて、調理器具を洗って…となると、2時間以上立ちっ放しになってしまうことがあります。
このときに寝不足だったり暑すぎたりすると、フラフラで油酔いしやすくなってしまいます。
冷房を付けて、小まめに水分補給し、体調に気を付けながら調理しましょう。
でも、やっぱり週4回の揚げ物は多すぎかも><
リフレ健康相談窓口 管理栄養士・登録販売者 NR・サプリメントアドバイザー
岡﨑登希子