【#8 ホッとキュンと】菊まつり

皆さまこんにちは!リフレの木村です。
いつもリフレのコラムサイト「Re:」をご覧いただき、ありがとうございます。

「ホッとキュンと」では、リフレがある埼玉県内のお花の名所や隠れた魅力などをスタッフ目線でご紹介します。
ぱっと鮮やかなお花たちが、ふとコラムを覗いたときの癒やしになれば幸いです。

第8回は川越市喜多院で開催された「小江戸川越菊まつり」の菊をご紹介します!

喜多院(川越大師)の境内特設会場で、毎年開催されている菊まつりを訪れました。会場では川越菊花会の会長をなさっている猪子さんに会場でお話をうかがいました。

入り口を入ってすぐ目に飛び込むのが華やかな菊が彩る三重の塔です。

こちらの屋根は切り花ではなく、一段が一本の苗から咲く花で飾られているというから驚きです。
見頃は少し前だったということですが、訪れた11月下旬もほとんどが満開に咲きそろっていました。

一般の市場には出回らない、花の直径が18cm以上の大菊が並び圧巻です。1つの苗から3本だけを残した3本仕立ては日本独特の仕立て方だそうです。

上の丸いフォルムの「厚物(あつもの)」に対し、下の管状の花弁がまっすぐ延びた「管物(くだもの)」。どちらも見慣れた菊とは全く異なる印象で歴史と奥深さを感じます…!

菊の仕立てごとに審査を行い、賞を競うこの「小江戸川越菊まつり」は今年で35回を迎えました。
昨年は開催が難しく中止になりましたが、今年は無事開催でき中国など海外メディアからの取材も受けるとのことで、説明書きや案内にも3ヶ国語の表記があります。

千輪咲きというこちらの仕立て方も、1本の苗から数百の花を同時に咲かせる見事な作品でした。

全長2mを超す懸崖(けんがい)作りや、岩や枯木に咲かせる盆栽仕立てなど、どれも個性的で見応えのある作品です。
菊を美しく育てるには害虫や病気などの被害から守り、審査の日に揃って咲かせる技術も長年の経験が必要なのだそうです。

つづいては喜多院の庭園へ。川越の紅葉の名所としても有名な枯山水庭園です。

まだ色づき始めたばかりの時期でしたが、緑と紅葉のコントラストで庭園の美しさが際立ちます!
喜多院でしみじみと秋を感じる一時でした。

徒歩ではJR川越線川越駅より約20分、路線バスでは約8分です。

こちらは川越の観光名所のひとつ「時の鐘」。
名所をめぐりつつ季節の変化を感じてみてはいかがでしょう。

●小江戸川越菊まつり
会場:喜多院境内特設会場(川越市小仙波町1-20-1)
期間:2021年11月1日(月)~23日(火・祝)※今年の開催は終了しました
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