梅雨時期は、めまいにも気をつけましょう!
こんにちは。リフレ健康食品相談窓口の岡﨑です。
関東地方は観測史上最も早い梅雨明けとなり、35℃超えのうだるような暑さが続いています。
皆様の地域はいかがでしょうか。
梅雨時期は耳鳴りやめまいを起こす人が多くなります。
耳鳴りについては5月に紹介しましたので、今回は医薬品登録販売者研修で勉強したばかりのめまいについてお話ししましょう。
めまいには次のようなタイプがあります。
①回転性めまい
・自分がぐるぐる回る
・周囲の景色が回って見える
②浮遊性めまい…梅雨時期に起きやすい
・身体がフワフワ浮いているような感じ
・ゆらゆら揺れているような感じ
③立ちくらみのようなめまい
・目のまえが真っ暗になった
・立ち上がるとクラッとする
梅雨時期のめまいには、耳の奥にある内耳と自律神経が深く関係しています。
内耳の三半規管は、気圧の変化を感じ取って脳に伝え、身体の平衡を保つ役割があります。
梅雨前線の低気圧の影響で血流が悪くなると、内耳を流れるリンパ液の循環が悪くなって過剰な情報を脳に伝えることで、頭痛や耳鳴り、めまいなどの症状が現れます。
自律神経とは身体を良い状態に保つための神経で、交感神経と副交感神経という正反対の作用を持つ神経が、バランスよく働いてコントロールしています。
交感神経は起きて活動をしているときに活発になり、副交感神経は寝てリラックスしているときに優位になります。
梅雨特有の気圧の変動、寒暖の気温差や多湿の環境は、人間の身体に普段以上のストレスを与えます。
長い時間ストレスにさらされると、交感神経が過剰に反応し続け、自律神経のバランスが崩れてめまいが起きやすくなります。
めまいが起きたときは、あわてずに座れる場所や横になれる場所へ移動し、しばらく休みます。
このときには転ばないように注意することが大切です。
まためまいは耳や脳の病気が原因で起こることが多いため、日常的にめまいが生じる場合には、医療機関を受診してください。
めまいを和らげるのに役立つ栄養素は、ビタミンB12です。
神経の代謝を促す作用があり、回転性のめまいや耳鳴りの治療薬メチコバール(メコバラミン)として処方されています。
食品では今が旬のアジ、イワシなどの青魚やアサリ、カキなどの貝類にビタミンB12が多く含まれています。
青魚には梅雨時期の日照不足で体内合成の少ないビタミンDや、気圧が下がって停滞しがちな血流を改善するEPAも豊富です。
反対にコーヒーやお酒には脳に影響する成分が入っていて、めまい(ふらつき)を悪化させる可能性がありますので、ほどほどにしましょう。
(一般社団法人 日本薬業研修センター)資料参照
リフレ健康相談窓口 管理栄養士・登録販売者 NR・サプリメントアドバイザー
岡﨑登希子
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