突然トイレまで歩けないほどの痛みが…痛風!
寒中お見舞い申し上げます。
今週日本列島は10年に一度レベルの厳しい寒さとなりましたが、皆様の地域はいかがでしょうか。
被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げますとともに、1日も早い復旧をお祈りしております。
こんにちは。リフレ健康食品相談窓口の岡﨑です。
先日、葉書でこのような健康相談がありました。
「痛風になったので、食べ物はどんなものに気を付けたらいいですか?」
痛風とは、体内の尿酸が増えすぎて足の親指の関節などに溜まってしまい、痛みの発作を起こした状態をいいます。
風が吹いても痛いので痛風と呼ばれていますが、いったいどのくらいの激痛なんでしょうか…
原因となる尿酸はプリン体の老廃物であり、食事由来が2割、体内の細胞の核酸から作られるものが8割といわれています。
プリン体はほとんどの食品に含まれていて、そのプリン体の摂りすぎや肥満、アルコール、ストレスなどによって血液中の尿酸が増えていきます。
増えすぎた尿酸が結晶化して足の指の関節に沈着すると痛風発作(急性関節炎)が起きやすくなったり、尿路結石症や腎機能が悪化する原因になります。
痛風になったときは①尿酸値を上げる食品を少なくし、②尿酸値を下げる食品を多く摂るようにしましょう。
①尿酸値を上げる食品
・プリン体が特に多い食品(プリン体300mg以上/100g):鶏レバー、めざし、かつお節、煮干し、干しシイタケ
・プリン体が多いサプリメント:DNA/RNA(核酸)、クロレラ、ビール酵母
・アルコール全般、ビール(プリン体ゼロと記載があっても注意)
・甘いお菓子、甘い清涼飲料水
②尿酸値を下げる食品
・プリン体が特に少ない食品(プリン体10mg以下/100g):鶏卵、牛乳、チーズ、イクラ
・わかめ、ひじきなどの海藻類や野菜類を多めに
・水やお茶など水分を多めに摂り、尿酸を排泄しやすくする
すでに痛風発作を起こしている場合は痛み止めを服用し、激しい運動は控えます。
その後は尿酸値をコントロールする薬を服用しながら、野菜多めのバランス良い食事(プリン体400mg以下/日)と適度な運動を続けましょう。
来週2月3日は節分です。
今回食品のプリン体を調べているうちに、節分で撒く煎り豆のような大豆食品にも、それなりにプリン体が入っていることを知りました。
煎り豆100粒:プリン体69mg
湯豆腐半丁:プリン体33mg
納豆1パック:プリン体51mg
私はいつも節分にひきわり納豆の細巻を作るので、食べ過ぎないように気を付けようと思います。
(公益財団法人 痛風・尿酸財団 「食品中プリン体含量」参照)
新型コロナとインフルエンザの同時流行、そして飛び始めたスギ花粉でまだまだマスクを外せませんが、この春のうちに今後の方針が決まりそうですね。
くれぐれも、ご自愛ください。
本年も、リフレ健康食品相談窓口をよろしくお願いいたします。
リフレ健康相談窓口 管理栄養士・登録販売者
岡﨑登希子
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