サプリを牛乳で飲んでもいいの?
こんにちは。リフレ健康食品相談窓口の岡﨑です。
先日お客様からこのようなお便りをいただきました。
朝食に牛乳を飲みます。
薬を牛乳で飲むと効果がなくなるといわれたので、目のサプリは食前に飲んでいました。
影響はありませんか?
最初に質問の回答をします。
リフレの目のサプリメントには牛乳によって働きを損なう成分は入っていません。
なので食前でも食後でも、自分に合ったタイミングで摂って続けてくださいね。
牛乳はとても栄養バランスの良い飲み物です。
カゼインなどのタンパク質や、乳糖、脂溶性ビタミンを含む乳脂肪、ビタミンB2やB12、そして骨や歯の原料となるカルシウムも豊富です。
実はこのカルシウムが薬やサプリメントとの飲み合わせに注意が必要な成分となります。
①抗生物質、骨粗しょう症治療薬
これらの薬の中には牛乳のカルシウムと結びついてしまうため、薬の吸収率が低下するものがあります。
牛乳を飲むときは、2時間以上時間を空けてください。
②制酸剤(胃酸の中和)、強心薬(心臓の刺激剤)
大量の牛乳(500mℓ以上)と一緒に飲むとカルシウムの吸収が高まり、吐き気や食欲不振を起こすことがあります。
③腸溶性薬剤
胃で溶けずに腸で溶けるためのコーティングされているものは、牛乳によって胃で溶けてしまうため、胃の調子が悪くなったり、薬の効果が下がったりします。
④鉄・亜鉛
カルシウムはそのほかのミネラルの吸収を阻害する場合があるので、鉄や亜鉛などをサプリメントや薬で摂る場合は、牛乳ではなく水が無難です。
食事中の飲み物としては、学校給食と同じくらい(200ml)の牛乳だったら問題ありません。
ところで牛乳を飲んでお腹がゴロゴロ鳴ったり、下痢しやすいといったことはありませんか。
日本人には多いのですが、乳糖不耐症の人は牛乳の中の乳糖を分解する消化酵素の不足によって、このような消化不良の症状を起こします。
飲む牛乳の量や年齢によっても症状が変わってきますので、このタイプの人は温めた牛乳をちょっとずつ飲んで身体を慣らしていくと、飲めるようになることもあります。
一方下痢だけではなく蕁麻疹や呼吸困難などの症状が出た場合は、乳アレルギーが考えられます。
チーズやヨーグルトなどの乳製品でも重篤な症状を起こす可能性がありますので、医療機関でアレルギー検査をしてください。
5月8日より新型コロナウイルス感染症の分類が、2類相当から「5類」に引き下げられました。
2020年4月に緊急事態宣言が発令されてから3年1か月を経て、ようやくの移行です。
これまでの感染者数は約3,380万人、抗体を持つ人は42.3%(2023年2月厚生労働省)ということです。
感染者やご家族、医療に携わる皆様、我慢強く対応されたエッセンシャルワーカーの皆様、本当にお疲れ様でした!
「5類」になったことでの一番の変化は、医療費の窓口支払いが自己負担になったことかもしれません。
通勤ラッシュが戻ったゴールデンウイーク明けの電車内を見渡すと、ほとんどの人がマスク着用で、これからもマスクはファッションの一部になりそうです。
リフレ健康相談窓口 管理栄養士・登録販売者
岡﨑登希子
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