ブルーベリーだけじゃない!目の健康を維持するオススメ食材
現代社会においては、パソコンやスマートフォンなどの普及により、日常的にモニター画面を見ることが当たり前になっています。これら画面や細かな文字を長時間見ることにより、知らず知らずに目を酷使してしまい、目の乾きや疲れを慢性的に感じる人も少なくありません。
仕事などで長時間画面を見る場合は、適度に休憩を取って目の周りをマッサージしたりして目をいたわることが大切です。とは言え、仕事ともなると思うように休憩が取れないのも事実。そんな状況であれば、目に良いとされる食材を積極的に取り入れ、食事の面からも目をいたわるよう日々心掛けるようにしましょう。
目の健康に効果的とされる食材については、ブルーベリーやビルベリーなどが有名ですが、それ以外にもたくさんの成分や食品があることはご存知でしょうか?このページでは、そんな目を労わるための食材についてご紹介しいきます。
目の疲労感に効果的なカロテノイド
体内には「カロテノイド」という栄養素が存在しています。
カロテノイドとは、黄・橙・赤色などの天然色素の一種であり、目の健康に良いとされるアントシアニンもこのカロテノイドの一種です。このカロテノイドの中には、アントシアニンと同様、目の健康を維持してくれる成分が複数あり、食事として摂取しやすい野菜や魚介類にも多く含まれるものがありますので、幾つかご紹介します。
・アントシアニン
ブルーベリー以外にもブドウや黒豆にも含まれる抗酸化力を持つポリフェノールの一種。飴などでも摂取しやすい成分です。
・ルテイン
ニンジンやカボチャなど緑黄色野菜にも少量含まれますが、植物のなかではマリーゴールドが多くの含有量を誇っています。食品では黄パプリカなどを摂ると良いでしょう。
・アスタキサンチン
サケやタイ、カニやエビなどに多く含まれる赤い色素で,紫外線から目を守る成分として知られています。ロブスターの赤み成分が、目に役立つのです。
・クロセチン
くちなしやサフランに含まれる黄色の色素で、ルテインなどと同様に注目されています。
普段の食事から摂取する!目をサポートする栄養素
上記でご紹介したカロテノイドについては、もちろん普段の食事から摂取することも可能で、何気なく食べている食事のなかにも目の健康の維持に役立ってくれる食材がたくさんあります。目の疲れやかすみ目など、眼精疲労を感じることが多いようなら、医師の診断はもちろんですが、日頃の食事にも気を使ってみると良いでしょう。ここでは、疲れ目に効く代表的な栄養素と食品の一部をご紹介します。
・ビタミンA
涙の量を一定に保つ働きを持つと言われるビタミンAは、にんじん、ほうれん草、ピーマンなど、緑黄色野菜全般にベータカロテンの形で含まれています。
・ビタミンB1・B12
目の粘膜組織が生成するのに必要な栄養成分で、豚肉、レバー、うなぎ、たらこ・ナッツ類に多く含まれています。
・ビタミンC
風邪予防に効果的とされるビタミンCは目の健康にも必要不可欠。目の水晶体の健康を維持します。いちごやレモン、みかんなどに含まれます。
・ビタミンE
抗酸化作用が高いと言われるビタミンEは、目の血行を促進し疲労を解消します。アーモンドなどのナッツ類やかぼちゃ、身近な食べ物だとたらこにも多く含まれます。
上記のように、目の疲労を解消する食品や栄養成分を知ることで、毎日の食事に取り入れることができます。もちろん、食事全体の栄養バランスや生活習慣の改善も重要ですが、毎日継続するとなると難しいのも事実です。短期的に効果が実感できるものではなく地道に続けることが大切です。毎日の食事からでも、目の健康を維持する栄養成分が無理なく摂れるということを覚えておきましょう。