美容の大敵「毛穴の開き」をケアする生活習慣と毛穴ケア

化粧で隠し切れない目立つ毛穴や黒ずみ対策

化粧で隠し切れない目立つ毛穴や黒ずみ対策

誰しも加齢と共に目立ち始める顔のシミやしわ。
当コラム内でも多数取り上げてきましたが、加齢に伴う代謝能力の低下などによる肌トラブルには、シミやしわのほか、毛穴の開きや黒ずみといった点でお悩みの方も多く、年齢肌の代表的な症状のひとつでもあります。

毛穴の開きや黒ずみについては、10~20代といった若年層の方でもみられ、特に顔の中心部となる鼻や頬、おでこなど、毛穴の多い箇所に現れやすい傾向にありますが、その原因におおいては

・肌の乾燥による皮脂の過剰分泌
・肌のターンオーバーの乱れ
・紫外線による肌へのダメージ
・加齢に伴うたるみによる毛穴の変形
 など

年齢問わず、様々な要因が背景にあります。

過去記事「▼梅雨時期のベタベタ肌の正しいお手入れと心掛けたい食習慣」でも取り上げておりますが、肌の乾燥においては皮脂の過剰分泌を招く一番の要因。脂性肌においては、もともと体質的な要因もありますが、その多くは生活習慣の乱れや、間違ったスキンケアなどが背景にありますので

毛穴を開かせる皮脂の過剰分泌を抑える

ことが、毛穴ケアの大前提であるということを覚えておく必要があります。

今回の記事では、この「毛穴の開き」にフォーカスし、毛穴が開いてしまう原因やその対策について詳しくご紹介していきます。特に40代以降、頬のたるみや目立つ毛穴は

老け顔の代表的な特徴

でもあり、毛穴ひとつで実年齢以上に老けて見えてしまうことも決して珍しいことではありません。日頃から毛穴を含めた肌へのダメージを意識し、正しい知識を持って日常的にケアすることを心がけるようにしましょう。

目立つ毛穴の種類とその原因を正しく知ろう

毛穴の開きにおいては、皮脂の分泌が背景にあることは分かりましたが、その毛穴の状態によって幾つかのタイプに分類することができます。単に毛穴が大きく開いて目立ってしまっている状態や、皮脂汚れが毛穴に詰まって広がっている状態など、自身の毛穴の状態がどのタイプなのかを知っておきましょう

≪皮脂汚れが詰まって黒ずんでいる毛穴≫

古くなった角質や皮脂汚れなどが蓄積し、毛穴に詰まっている状態。
皮脂腺が多い鼻の頭などで多くみられ、角栓と呼ばれる詰まった汚れが毛穴を広げてしまいます。黒ずんでいる毛穴汚れは皮脂が酸化した状態で、洗顔だけで取るのは難しい状態です。

あまり汗をかかない体質の方や、脂質の多い食事を好む方に多く見られる傾向があります。

≪肌が乾燥がちで顔がテカりやすい毛穴≫

脂性肌と勘違いしやすい肌質とも言えますが、多くの場合で「肌の乾燥を原因とした皮脂の過剰分泌」の状態。肌の内部で水分が不足しているため、それを補うために皮脂を過剰に分泌し、毛穴が開いてしまっている状況です。

洗顔後などは肌が突っ張るのに、数時間後には皮脂でテカテカしてしまうのが典型で、女性の場合、化粧のりが悪かったりベースメイクが崩れやすいなどの傾向があります。

≪頬を中心に楕円形や涙型に浮き出た毛穴≫

30代以降、主に頬やほうれい線の周辺でイチゴの表面のような涙型の毛穴が目立つようになってくるのが特徴。加齢によって徐々に肌のハリが失われ、毛穴が伸びたような形に目立つようになってくるタイプを「たるみ毛穴」と呼びます。

加齢による肌老化は、個人差こそあれど誰しも訪れるもの。
このタイプの毛穴ケアは、日常的な保湿のほか、肌老化を加速させないためのエイジングケアを心がける必要があります。

これらのように、単に「毛穴が開いて目立ってしまっている状態」と言ってもその状態は様々で、それぞれのタイプに合わせたケアが必要となることは言うまでもありません。項目では、タイプ別に講じたい日常の毛穴ケアについて見ていきましょう。

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私だけ老けてる?老け顔の特徴とハリ肌対策

40代以降の年齢肌には保湿ケアと生活習慣の改善

40代以降の年齢肌には保湿ケアと生活習慣の改善

上記でもご紹介したように、毛穴の開きの主な要因となる皮脂の過剰分泌においては肌の乾燥のほか、食生活や生活習慣なども関係してくるため、中長期的に取り組む必要があります。日常のケアとして、化粧水やクリームで保湿するのと同様、生活習慣を改めるべく

・栄養バランスの取れた食事を取る
・質の良い睡眠をしっかりと取る
・ストレスを溜め込まない
・お酒やタバコを控える

といった規則正しい生活を習慣化させることが大切です。

紫外線によるダメージや、冷房などによる乾燥による皮脂の過剰分泌は、短期的な保湿ケアでカバーできますが、それらダメージが蓄積されたことによる毛穴の開きは、短期的なケアだけでは解消するのが難しく、加齢による肌のハリ不足によるたるみ毛穴などはなおさら困難です。

20代では、「肌の汚れをしっかり取って・しっかり保湿する」というケアで良いかもしれませんが、30代以降は肌のターンオーバーサイクルなどを乱さないよう、規則正しい生活や栄養バランスを心がけるほか、

肌のダメージも蓄積されてくる年代

でもありますので、アンチエイジングを意識した食生活や生活習慣、そして加齢によって徐々に失われていく

肌の弾力を保持するコラーゲンやエラスチン

といったタンパク質を多く取るなど、体の内側のケアに軸足を置くと良いでしょう。
これらタンパク質のほか、ビタミンA・C・Dなど抗酸化効果のあるビタミン群も積極的に摂りたいところ。アンチエイジングにおける食生活においては、過去記事「▼アンチエイジングを意識するなら欠かせない栄養素ランキング」でもご紹介しているので、合わせて参考にしてみてください。

いかがでしたでしょうか?

毛穴の開きは長い年月を経てその状態に至るため、気になり始める前に、毛穴が目立ってくる前からのケアがとても重要なのです。早め早めの対策を心がけましょう!

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