太りにくい体にするために腸内環境を整えよう！
ダイエット中は何らかの不調を感じる人が多数？！
30代から40代以降にかけて、多くの方が実感されるのが
加齢による体型や体質の変化です
決して食事の量が増えたわけでもないのに日増しにお腹が出てきたり、顔まわりのぜい肉が増えてきたりと、体型という見た目の変化はもちろんのこと、運動をしてもなかなか体重が落ちにくくなるという体質の変化が見られるのもこの年代の特徴です。
ポッコリ腹が気になるから痩せよう！
と思っても、習慣的に運動をすることは決して簡単なことではないため、ひとまず食事の量を減らして摂取カロリーを抑制しようと考える方も多いことでしょう。食事制限も決して容易なことではありませんが、ダイエットの基本のひとつではありますのでその心掛けはとても重要なことです。
でも、実際に食事の量を減らし始めると、
・髪の毛のコシがなくなった
・肌にハリや潤いがなくなった
・疲れやすくなった
・風邪をひきやすくなった
・ストレスで反動的に過食になった・・・などなど
もちろん体の変調には個人差がありますが、食事制限によって摂取する栄養バランスが変化することで、なんらかの体の変化を感じる方が多いようです。急激な食事制限が身体に悪いと言われるゆえんはここにありますが、身体の様々な箇所で変化が現れてくるのも事実。
今回の記事では、身体に必要な栄養を吸収し消化された食物を排泄物として排出する腸の働きにスポットを当てて、食事制限中の腸の働きや腸内環境の変化について見て行きましょう！
食事制限における腸内環境の変化を知ろう
食事制限によるダイエットの方法については、炭水化物や糖質を抜いたり、1日の摂取カロリーを制限したりと方法は様々ですが、どうしても栄養バランスについては偏りがちになります。特に、糖質制限ダイエットや特定の食品だけを食べる○○ダイエット、シェイクなどの置き換え食品などは空腹感を一時的に紛らすことができても
大幅に栄養が偏る
ため、上記で挙げたような身体の変調が出やすくなります。
過去記事「女性の多くが悩む便秘！食生活の改善で解消できる？」でもご紹介したように、栄養バランスの偏りや不規則な食事リズムが腸の働きも低下させ、そして食事制限によって食物繊維なども不足することから便秘を招きやすく、結果的に腸内環境が悪化する傾向にあります。
身体に必要な栄養素が慢性的に不足することで、一時的に体重は落ちる傾向にありますが、平常時以上に腸からの吸収力が高まってしまうため、リバウンドしやすくなるのは周知の事実。食事制限中においても、腸内環境を悪化させないよう
食物繊維や乳酸菌などが不足しないよう心掛けることが重要
です。
また、食事制限の過程においては筋肉量が低下して基礎代謝が落ちやすくなるため、筋肉を構成する肉や魚などのたんぱく質も必要な栄養素となります。市販されているサラダチキンなどの鶏のささみなどは、たんぱく質を手軽に採るのにオススメです。
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必要な栄養はしっかり吸収、老廃物をきちんと排出
近年では、腸内環境の悪化が大腸がんにつながるという認識も広まり、腸を元気に保つ「腸活」などの言葉も広まってきていますが、食事制限によるダイエットにおいては、
バランスの取れた食事における全体量を減らす
ことが何より大切です。
上述のような「特定の栄養素だけを取らない」「特定の栄養素だけを取る」といった食事制限の方法は、言うまでもなく腸内環境の働きを低下させます。もちろん、運動能力と同じように腸の働きにおいても加齢とともに徐々に低下していきますので、30代後半や40代などで無理な食事制限を行うと、腸の働きはますます悪化してしまうのです。
腸の働きが低下すると便秘になりやすくなるほか、腸内のLDLコレステロール（悪玉菌）が増え動脈硬化や心筋梗塞の原因ともなります。また、腸内環境が乱れによって食欲抑制とエネルギー代謝を司るレプチンというホルモンの働きも低下し、脂肪がつきやすくなってしまいます。
糖質制限などのダイエットについては、一時的に体重を落とすことができても、身体に与える負担や様々なマイナス要素もあり、また食事制限をやめればリバウンドしやすい体質になってしまうというデメリットもあります。
食事制限中でもバランスの取れた食事を取ることで、良好な腸内環境を維持して腸の働きをキープすれば、必要な栄養素をしっかりと吸収し、老廃物もきちんと排出される太りにくい体質を作る腸内環境が整うのです。
ただ体重を減らすだけのダイエットは持続しない
ということを肝に銘じておきましょう。
