夏場のだるさ・ボーっとはビタミンDと脳トレで解消しよう!
実は明確に解明されていない?!夏のだるさの原因
みなさん、こんにちは!
夏の暑さもピークを迎える8月のお盆シーズンではありますが、毎年この時期は多くの方が、山や海など行楽地で束の間のバカンスを堪能されていることでしょう。
一方で、各地で水難事故なども増えてしまう傾向にあるのがこの時期の特徴でもありますので、開放感を満喫したい気持ちはあったとしても、くれぐれも気を抜かないようにしていただきたいと思います。それと同時に、今年も例外なく
記録的な猛暑による熱中症リスク
という点にも注意が必要で、危険な暑さという点では行楽シーズンに関わらず、
7~~9月は熱中症リスクを意識した体調管理
ということも必要で、こまめな水分補給はもちろんのこと、深酒(二日酔い)による寝不足状態からの激しい運動であったり、体調が良くない状態ので長時間の屋外作業などは、熱中症リスクを高める原因となることは言うまでもありません。特にこのお盆シーズンは
年に1度の夏休みだけに無理をしがち
といった傾向がありますので、少しでも普段と違った変調を感じたなら、すぐに水分補給と涼しい場所への退避を心掛けるようにしましょう。
ところで、この夏の暑さは体力ややる気を奪うことは言うまでもありませんが
どうして暑さによってだるくなるのか?
という点に関しては、あまり明確に解明されていないのが実情です。
行楽地でのバカンスで十分にストレス発散したはずなのに、逆に疲れてしまって体がだるい、暑さのせいで食欲がない、外の暑さと室内冷房の寒さで自律神経が乱れる・・・などなど、様々な原因が考えられますが、これらは俗に言う「夏バテ」であり、
・高温多湿による体力の低下
・紫外線の浴びすぎ
・水分やミネラルの不足
・食欲不振による栄養不足
・睡眠の質の低下による疲労蓄積
・室内外の温度差による自律神経の乱れ など
こうした夏バテ要因は、言うまでもなく頭をボーっとさせて、活動気力を奪う原因となりますので、
日ごろから夏バテになりにくい体を作る
ということが非常に重要なのです。
今回は、そんな夏バテになりにくい体を作るための日常の心がけと、ぼーっとならないための食生活、そして脳を活性化するための手段のひとつとなる「脳トレ」についてご紹介していきます。
毎年のように夏の暑さにやられて、思うように体が動かないという方必見です!
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突然ですが、真夏の特徴といえば
・高温多湿
・強い紫外線
が挙げられ、主に暑さによって発汗することで水分やミネラルが失われたり、強い紫外線を浴び続けると、日焼けによるストレスのほか、体温調整をつかさどる自律神経自体が乱れやすくなり、上がってしまった体温を下げようと副交感神経の働きが優位になって眠くなったり、体を動かすのが億劫になったりします。
特に運動をした訳ではないのに体が疲れてるような感じ
という状態がまさに夏バテの前兆であったり、自律神経の乱れ始めではありますが、夏の暑さによって体温を一定に保とうとする
自律神経の働きによって体のエネルギーは常に消耗
しており、逆に冷房による体の冷えに対しても自律神経が働いていることで一定の体温を維持できているのです。
基本的には快適な温度に調整された室内で過ごすのに越したことはないのですが、日常生活のなかでは仕事などで外出しなければならないこともありますし、炎天下のなかで活動しなければならない、そして無意識にクーラーの効いた部屋に入ることもありますので、暑さと寒さの温度差は避けられないという前提で言えば、
いかににして正常な自律神経の働きを保たせるか?
という点に注目して夏バテ対策を取ることが肝要です。
自律神経の乱れの原因においては、夏場の暑さのほか、不規則な生活、過度なストレス、更年期など様々な要因がありますが、過去記事「▼ストレスは万病の元?!毎日続けるお手軽簡単ストレッチ」でもご紹介しているように、筋肉の緊張をほぐす緩めの運動が効果的。そして食事による栄養素という観点では
ビタミンB群(B1・B2):自律神経のバランスを正常に保つ働き
ビタミンC:疲れやストレスに対する抵抗力を高める働き
ビタミンD:活動ホルモン「セロトニン」を調整する
などが自律神経の乱れを整えるのに役立つ栄養素として知られています。
なかでもビタミンDに関しては、カルシウムの吸収を促進したり、骨の代謝など骨格を形成する栄養素として知られていますが、その他にも
自律神経に関わるメンタル症状に効果的
とのことが分かってきております。
ビタミンDは、日光浴によって体内である程度生成できる数少ないビタミンですが、日本人によるビタミンDの摂取は不足気味との指摘もあり、ビタミンDを多く含む椎茸などのキノコ類や、
あん肝やしらすなどの魚類に多く含まれている
ので、やる気の低下などメンタル面での夏バテを感じる際には、こうした食材を意識的に多く取るようにしましょう。
※出典
厚生労働省『「統合医療」に係る 情報発信等推進事業』
海外の情報:ビタミンD
https://www.ejim.ncgg.go.jp/public/overseas/c03/10.html
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夏バテならぬ「脳バテ」を防ぐ脳トレで脳の働きを活性化
夏の暑さに対する体のだるさ対策は、自律神経を整えることに注力すべきとご紹介いたしましたが、実際に「頭がぼーっとする」という点は誰しも体験することで、
暑さに比例して意識が朦朧としてくる
というのは避けられない部分ではあります。
こうした症状は、俗に脳疲れや脳バテと呼んだりしますが、自律神経の乱れのほか、体自体が疲労することによって脳も省エネモードとなってしまって、脳のパフォーマンスが低下してしまうというメカニズムです。もちろんそれ以外にも、そもそもの夏の暑さで
・脳へ送られる血液の量が減少
・熱中症の初期症状
というケースもありますので、特に屋外で「頭がぼーっとする」という症状を感じた際には、すぐに水分補給と涼しい場所への移動がマストとなります。一方、脳疲れ・脳バテの典型的な症状である
・やる気の低下
・記憶力の低下
・集中力の低下
・うっかりミスが増える
・ぼんやりする時間が増える など
においては、自律神経の乱れに対するビタミンBやDの摂取のほか、普段から
脳を活性化させるための「脳トレ」が効果的
であることも多いため、日ごろから脳トレとなるような「数独」や「瞬読」などを日常生活に取り入れるのもオススメです。昨今では、スマホアプリなどでも数独のほか、クロスワードや間違い探しなど楽しめる脳トレが多数存在しますので、こうした
遊び感覚で行える脳トレをルーティンとする
ことで夏の脳バテを軽減することが可能です。
ただし、冒頭でもお伝えしたように、夏の暑さから食欲が低下してしまうと、脳へ十分な栄養が届けられなくなってしまいますので、脳活に必要な栄養素はしっかりと食べることが重要。
学習力や記憶力の維持に必要なDHAやEPAといった栄養素のほか、緑黄色野菜や大豆、貝類などに含まれる亜鉛やカリウムなども意識的に多く摂ることで、脳を活性化させて「頭がぼーっとする」という状態を軽減することができるでしょう。
いかがでしたでしょうか?
夏バテは、どのようにパフォーマンスが低下しているかが自身では見えにくく、生活の質そのものを落としてしまいがちな症状の一つ。心身共に両面でのケアを行い、できる限りパフォーマンスを落とさないよう、しっかりとケアしてあげることが大切だということを覚えておくようにしましょう!
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