合わない寝具をタオルケットで調節!ホテルでもできる快眠テク
自分でできる寝姿勢補正!タオルケットを使った快眠テク
人が生きていくうえで欠かすことができない生理現象のひとつ「睡眠」。
活動していると自然とお腹が空くのと同様、人は必ず睡眠を取る必要があることは改めて説明する余地はありませんが、睡眠のよって肉体的な疲労を回復したり、メンタル面での疲れリセットしたりと、心身の疲労回復に欠かせない行動です。
ただし、単純に寝れば疲労が回復するという訳ではないのが睡眠の難しさ。
これまで、Re:コラムでの「睡眠の質」については数多くのトピックを取り上げてきましたが、睡眠においてはとてもデリケートな生理現象。体調によっては
・疲れてても寝れない
・眠いのに途中で目が覚める
・しっかり寝たのに疲れが取れない
・悩みや不安があって寝れない・・・など
自身のメンタル状況によって睡眠の質は大きく変化してしまうという点は多くの皆さんが経験されたことがあるのではないかと思います。
そして、睡眠の質を左右するもうひとつの要因に挙げられるのが
睡眠環境
寝室の温度や湿度はもちろんのこと、寝具の合う・合わないといった物理的な問題もまた、睡眠の質を左右する要因となることは過去記事「▼寝つきが悪い原因は?布団や枕を見直して熟睡環境を整えよう!」でもご紹介したとおりです。さらに言えば、
ベッドや寝具が変わるだけで寝れなくなる
という方が多いように、寝具をはじめとする物理的な睡眠環境は、睡眠の質を大きく左右すると言っても過言ではありません。出張先のビジネスホテルだと、寝れても疲れが取れない・・・と感じる方が多いように、
寝具が変わっても熟睡できる環境を作る
ということが重要。
寝つきが良くなるように、寝酒などを飲む方も多いかもしれませんが、これはかえって逆効果となり、眠りを浅くしてしまう原因。ベッドや寝具を
いかに普段使っている睡眠環境に近づけるか?!
を意識しておくと、出張先でも旅先でもしっかりと疲労が回復できる睡眠を取ることができるようになります。そこで今回は、旅先や出張先でも熟睡できるよう、出先にあるバスタオルやタオルケットを使った快眠テクニックをご紹介。
特に、寝心地の悪い体に合わない枕やマットレスなどを
寝心地の良い寝具に近づけるための工夫
やタオルを使った手軽に作れる熟睡環境の作り方などをご紹介していきますので、出張の多いサラリーマンの方はもちろん、自宅の寝具が合ってないという方もぜひ参考にしてみてください。
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バスタオルでも可!首のカーブをサポートするタオル枕の作り方
さて、皆さんも旅先や出張先といった「いつもと違う睡眠環境」において、寝れたけどどうも疲れは取れなかったという経験をされたことがあるかと思います。もちろん個人差もあるかと思いますが、仮に6時間寝たとしても慣れた睡眠環境と慣れない睡眠環境とでは
疲労回復の度合いも異なる
ことは明らかです。
睡眠の質を左右する寝心地においては、寝室の室温、枕やマットレスの硬さや高さなどで左右されることが多く、やはり普段と寝心地が異なれば、眠れなくなってしまったり、寝れても眠りが浅くなってしまうことは避けられません。そんな時に活用したいのが
部屋に用意されているバスタオルやタオルケット
タオルケットはホテルの部屋に用意されていないこともありますが、貸出している施設も多いので、フロントに問い合わせてみると良いでしょう。
それで、どうやってタオルやタイルケットを使うの?
まず、睡眠の質を低下させやすいのは枕の高さです。
巷では「タオル枕」などと言われることが多いのですが、
バスタオルを使って自分好みの高さの枕を作る!
これがタオル枕です。
部屋に用意されている枕にプラスして高さを合わせても良し、バスタオルをクルクルと丸めて好みの硬さを作っても良し、バスタオルなら自分の首にフィットする枕が作りやすいというメリットがあります。最近では、大手寝具メーカーからも
タオル枕専用バスタオル
なども販売されておりますので、お仕事などで外泊が多い方などは1枚持っておくと良いかもしれません。ただし、クルクルと巻いたタオル枕については、寝返りが打ちにくいなどのデメリットもあるようなので、場合によっては
バスタオルは丸めず数枚重ねて高さを調整する
という方法もあるということも覚えておくと良いでしょう。
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硬さの合わないマットレスはタオルケットで腰のアーチを最適化
続いては、腰のアーチをサポートするタオルケットの活用法をご紹介します。
普段の睡眠環境とは異なり、寝付きの悪さや寝苦しさの主な原因となるのは主に、
マットレスの硬さの違いを起因とする背骨のアーチ
また、寝返りの打やすさなども睡眠の質に影響を及ぼしますので、マットレスが硬すぎると、適切な背骨のアーチがキープしにくくなりますし、逆に柔らかすぎても体が沈み込みすぎてしまい、寝返りが打てないということになりかねません。
そこで活用したいのがタオルケット
上記では、バスタオルを使ったタオル枕でのストレートネック対策をご紹介しましたが、腰の方は寝ている間でも最適な背骨のアーチ作り、快適な寝姿勢をキープする「腰枕」をタオルケットで代用しようという快眠テクニックです。
元々、腰痛持ちの方もそうでない方も、
・腰が痛くなって目が覚める
・長時間寝ると腰が痛くなる
という方が少なくなりませんが、寝姿勢は自然と腰が浮いた状態となるため、それだけでも腰に大きな負荷が掛かっています。マットレスや敷布団には、程よいクッション性で寝ている時に掛かる身体の加重を分散(体圧分散)させたり、寝ている時でも
背骨のアーチがなだらかなS字をキープできること
が求められますが、やはり旅先や出張先ホテルといった普段と違った睡眠環境ではそれが難しくなり、寝つきの悪さや寝苦しさに結びついてしまうのです。つまり、タオルケット腰枕で背骨のなだらかなS字をキープさせてあげることで、快適な睡眠環境を作るのが目的となります。
実際にタオルケットを何回か折って、自身にとって快適となる腰の高さに調整します。ちょうど寝ている姿勢の時に、
腰の隙間を埋める高さに調整するのがポイント
逆に腰が高くなりすぎてしまったり、背骨のS字のアーチがきつくなりすぎてしまう反り腰状態だと、かえって腰が痛くなってしまう原因となってしまいます。また、寝返りも打ちにくくなるので、
くれぐれも腰位置が高くならないようにしましょう!
冒頭でお伝えしたタオル枕は、クルクルと巻いてロール状にすることもありますが、腰枕でロール状にすると寝始めの状態では腰が楽に感じるかもしれませんが、やはり高さが出すぎて反り腰状態となりやすいので、あくまでタオルケット腰枕は
何回か折って快適に感じる高さに調整する
ということを覚えておくようにしましょう!
いかがでしたでしょうか?
快適で熟睡できる睡眠環境を作ることは簡単なことではありませんが、旅行先や出張先でも熟睡でき、しっかりと疲れを取りたいというのが本音。ちょっとしたアイテムを活用して、快適な睡眠を取れるよう工夫してみてはいかがでしょうか?
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