今話題のお酢活!毎日のお酢習慣にオススメな黒酢レシピ
実は現代人には欠かせない!お酢の素晴らしき健康効果
独特な酸味が特徴の調味料「お酢」。
脂っこい肉料理をサッパリとした風味にしたり、酢の物や煮物、国民食とも言える餃子などとも相性の良い、日本人にとってはしょう油と並んで身近な調味料と言えるのではないでしょうか?
そんな「お酢」ですが、過去記事「▼穀物酢?黒酢?米酢?意外と知らないお酢の種類とその違い」でも取り上げましたように、あの特徴的な酸味については、酢酸やクエン酸、アミノ酸といった
疲労回復や健康効果が高い成分
が主成分となっており、料理に使う調味料としてだけでなく、サラダのドレッシングとして用いたり、デザートにも用いられたりしています。また近年では、女性を中心に
お酢を使ったフルーツドリンクやスムージーなども人気
で、もちろんお酢をそのまま飲むわけではなく、水や炭酸水で希釈し、そこにハチミツやフルーツを加えて飲みやすくすることで、
普段の食生活に「お酢」を取り入れるお酢活
もメジャーになりつつあります。
上記のとおり、お酢の健康効果として特筆すべきは
・酢酸による血糖値の上昇抑制
・クエン酸による疲労感の軽減・疲労回復
で、酢酸においては生活習慣病が気になる中高年にもオススメな栄養素であり、クエン酸においては運動などの筋肉疲労によって蓄積される乳酸を分解して代謝を促進することから、運動後の疲労回復に最適な成分であると言えます。
今回は、そんな健康効果の高い「お酢」の魅力やメリットを紐解き、
調味料としてだけで終わらせないお酢の活用法
と、近年特に人気が高まっている
アミノ酸が豊富な黒酢を使ったおすすめ簡単レシピ
などをご紹介していきます。
酸味の強い穀物酢はちょっと苦手・・・という方でも、コクがありマイルドな風味が特徴の黒酢なら習慣化することもでき、毎日の生活に欠かせないタンパク質の原料でもあるアミノ酸をしっかりと摂取できる、そんな黒酢の魅力と習慣化レシピについて詳しく見ていきましょう。
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高い栄養価が魅力~お酢活に最適な黒酢の特徴と栄養素
以前の記事でもピックアップしているように、お酢には穀物酢や黒酢、リンゴ酢など、原材料によって幾つかの種類に分類され、それぞれの種類によって含まれる栄養素や特徴が異なることはご存じのとおり。
・穀物酢は酢酸やクエン酸が豊富
・黒酢はアミノ酸が豊富
・リンゴ酢はカリウムやナトリウムが豊富
皆さんもご存じのとおり、穀物酢は強い酸味があるほか、リンゴ酢はフルーティーなイメージがある一方で、酸味の成分である酢酸は穀物酢以上の濃度であり、やはり直接飲んだり、習慣的に摂取するのが難しいお酢の種類と言えるでしょう。
そんななか、日常的に摂取しやすいお酢として注目されているのが黒酢です。
黒酢のイメージというと、酢豚や白身魚の黒酢あんかけといった
ちょっと脂っこい料理に使われる酢
をイメージされる方が多いかもしれませんが、たしかにお肉や炒め物などとの相性が良く、脂っこさやしつこさをサッパリとしてくれます。程よい酸味とまろやかなコクを引き立たせるのが黒酢の特徴でもありますが、黒酢も穀物酢の一種であり、穀物酢との違いは
・穀物酢は薄黄色、黒酢は琥珀色
・主な原材料が玄米であること
・発酵に酢酸菌を用いず麹で発酵させること
・熟成までに長い時間を掛けること
などが挙げられ、その原料の違いや発酵方法の違い、熟成期間の違いなどによって、味の風味や栄養成分などに違いが生じてくるのです。
また、黒酢に含まれる栄養素の特徴としては
穀物酢の約10倍のアミノ酸が含まれる
という点で、人間のタンパク質の構成する20種類のアミノ酸のうち、体内で生成できない
必須アミノ酸9種類のうち8種類が黒酢に含まれ
残りの体内で生成できる非必須アミノ酸も含め、黒酢には約17種類ものアミノ酸が含まれることが分かっています。全部で20種類のアミノ酸のうち、黒酢だけで17種も含まれているとなると、
それだけでも高い健康効果が期待できる
という点は覚えておいて損はないでしょう。
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無理なく続ける黒酢習慣!簡単・お手軽な黒酢レシピ
穀物酢・黒酢・りんご酢など代表的なお酢の種類のなかでも、黒酢はドリンクとしてコンビニなどでも市販されており、お手軽かつ習慣化しやすいという特徴があります。黒酢の魅力や摂取できる栄養素などは上述のとおりですが、ここでは
習慣的に継続できる黒酢を使った簡単レシピ
を幾つかご紹介していきます。
もちろん料理だけでなくドリンクやデザートまで、まろやかなテイストが特徴の黒酢ならではの簡単レシピですが、飽きずに無理なく続けるためには「美味しさも重要」ではありますので、自身の好みに合わせてアレンジしてみても良いでしょう。
≪ヨーグルト黒酢・はちみつテイスト≫
市販のヨーグルト黒酢をそのまま水や炭酸水で割るだけ。
酸味が強く感じる場合は、ハチミツを加えたり、ブルーベリージャムなどを加えて甘みを追加すると飲みやすくなります。「朝の目覚めの一杯」が最高の美味!
≪バナナヨーグルト&黒酢かけ≫
無糖のヨーグルトにぶつ切りにしたバナナを入れ、その上に黒酢をかけて食べるシンプルな朝食ルーティン。お好みできなこやハチミツを追加してもOK。くず餅感覚で食べられる黒酢の代表的な時短レシピです。
≪黒酢牛乳≫
こちらもシンプルな黒酢習慣の代表的レシピ。
牛乳コップ一杯(約200ml)に黒酢を大さじ2杯程度入れ、よくかき混ぜて飲むだけ。牛乳に含まれるカルシウムは黒酢を加えることで吸収力が上がるほか、黒酢に含まれるアミノ酸の働きで疲労回復の促進にもつながります。就寝前に飲むのが効果的。
≪黒酢ごまドレッシング≫
サラダとの相性が抜群の黒酢ベースのコク旨ごまドレッシング。
市販の白ごま入り黒酢ドレッシングを使用しても良いのですが、自身の好みでアレンジしたドレッシングならさらに習慣化しやすくなります。材料は、しょう油・ごま油・白ごま・黒酢だけ、必要に応じて砂糖や塩で味を調えましょう。
≪鶏がらベースの黒酢スープ≫
顆粒の鶏ガラスープに適当な野菜を入れ、仕上げに黒酢を大さじ一杯程度加えるだけの簡単時短レシピ。鶏ガラスープに合う野菜は、ニンジンや玉ねぎ、キャベツ、長ネギなど野菜がたっぷり取れるうえ、黒酢のコクが野菜の旨みを引き立てます。
≪バニラアイスの黒酢かけ≫
黒酢はデザートとのマッチングも◎。
シンプルにバニラアイスに黒酢をかけて食べるだけでも、黒酢ならではの風味を味わうことができます。黒酢ベースの料理やドリンクに飽きが来たら、こうした黒酢スイーツを挟んであげるようにしましょう。
≪黒酢シロップのパンケーキ≫
みんな大好きパンケーキの黒酢シロップかけレシピ。
こちらも簡単レシピの代表的スイーツで、黒酢と必要に応じて黒糖を加えてパンケーキにかけるだけ。見た目的に寂しいようでしたら、お好みのフルーツをトッピングしてあげると、フルーツの酸味と黒酢がほどよくマッチして一段と美味しくなります。黒酢漬けにしたバナナなどもパンケーキとの相性が抜群です!
いかがでしたでしょうか?
黒酢を習慣化しようと思うと意外と難しそうなイメージがありますが、上記のように黒酢を使った簡単レシピは、料理だけでなくドリンクやスイーツなど
工夫一つで簡単に摂ることができるのです。
この機会にぜひ、黒酢のある食習慣を心掛けてみてはいかがでしょうか?
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