穀物酢?黒酢?米酢?意外と知らないお酢の種類とその違い

今さら聞けない!?そもそも「お酢」って何?

普段から自炊している人や料理を作る主婦の方にとって欠かせないのが調味料。
今さら「調味料って何?」と言われても、当たり前すぎて返答に困ってしまうかもしれませんが、料理の味加減を調整したり、素材の持ち味などをより一層引き立てる材料の総称と言えばしっくり来るかもしれません。

皆さんも一度は聞いたことがあるかもしれませんが、調味料の代表的な存在として

調味料のさ・し・す・せ・そ

があり、「さ」は砂糖、「し」は塩、「す」はお酢、「せ」はしょう油、「そ」は味噌というのが調理で頻繁に使われる調味料です。もちろん、作る料理にもよりますが、その他にも「みりん」や「調理酒」なども料理に欠かせないの調味料のひとつであり、その存在自体は多くの方がご存知ではないかと思います。

そんな料理に欠かせない代表的な5つの調味料ですが、砂糖や塩、しょう油、味噌については日本人の生活に根付いていることもあり、その原料や製造方法などもある程度イメージできる人が多い一方で

お酢ってそもそもなにからできるの?

と、改めて考えるとパッと出てこない方も少なくないのではないでしょうか?
お酢は、その独特な酸味が特徴であるがゆえに、

好き嫌いが分かれる調味料

とも言われがちで、上記4つの調味料と比較してもあまりメジャーではないというイメージが払拭できませんが、実は数ある調味料のなかでも

最強の調味料

と言われるほど様々な健康効果があり、調理の仕方や食材、食べ合わせによっては一層その効果を高めることもできる健康食材の一つと言えるのです。今回は、そんな「お酢」の基礎知識として、お酢の原料や製造はもちろんのこと、お酢の種類や効果にフォーカスし、

お酢のある食生活・食習慣

をご紹介していきます。

「餃子にお酢最高!」という方も多いかと思いますが、さすがに毎日餃子を食べるわけにはいきませんし、酢の物は苦手という方だと「お酢」自体を敬遠してしまいがちですが、そんな方でも簡単に

毎日の食事にお酢を取り入れることができる

そんな生活の知恵と工夫をご紹介いたしますので、ぜひ参考にしてみてください。

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穀物酢?黒酢?米酢?意外と知らないお酢の種類と違い

さて、早速ですが「お酢」の正体について紐解いていきましょう。

まずお酢には、原材料や製造方法によっていくつかの種類があり、一般的な調味料として用いられる穀物酢のほか、リンゴ果汁から作られるリンゴ酢、ブドウ果汁から作られるバルサミコなども代表的なお酢の種類のひとつです。

【主なお酢の種類と主原料】
・穀物酢:小麦やお米、コーンなどの穀物が主原料のお酢
・米酢:お米だけを原料としたの穀物酢
・黒酢:お米・米麹を原料とし、米酢とは製法が異なる穀物酢
・リンゴ酢:りんご果汁が主原料の果実酢
・バルサミコ:ぶどう果汁が主原料の果実酢

具体的な製法についての説明は割愛しますが、製造の過程で酵母や酢酸菌などの

微生物による発酵作用を経る発酵食品の一種

で、それぞれのお酢で味や風味が異なるのは言うまでもなく、主原料の違いによって栄養成分も異なるという点は認識しておく必要があります。

上述のとおり、お酢のイメージと言えばその独特な酸味にあり、主な栄養成分はその酸味のもとである酢酸やクエン酸になります。そうなんです、

かの疲労回復のクエン酸です!

過去記事、「▼日本古来のスーパーフード・梅干を使った健康レシピ」でもご紹介したように、クエン酸には疲労感の低減や疲労回復効果があるほか、食欲増進などの様々な健康効果があることは、皆さんもご存知のとおり。また、主成分の酢酸は古くから殺菌効果があることが知られており

農作物に対する病原菌の減少

などにも用いられてきたのです。
余談となりますが、お寿司のシャリが酢飯である理由のひとつがそれで、お酢に殺菌効果や防腐作用があり、生魚等の傷みを低減することから白米ではなく酢飯が使われているのです。その他にも、お酢の栄養成分は

調理等によって加熱しても成分が壊れにくく

あらゆる料理との親和性が高く栄養素が摂りやすいという特徴もあります。

まとめますと

・お酢はしょう油や味噌と同じ発酵食品
・主成分は酢酸やクエン酸、アミノ酸など
・主原料の違いによって栄養成分も異なる
・加熱しても酢酸やクエン酸は壊れにくい

といった特徴が挙げられ、普段の食生活に取り入れたい健康食材としての役割を担っていると言っても過言ではありません。

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どの「お酢」も健康効果が高い?お酢の成分とその効果

さて、お酢の種類と主成分が分かったところではありますが、

どのお酢も健康効果は高いの?

という素朴な疑問が生じてくるのも実情。

もちろん、穀物酢などのお酢を単体で飲むのは現実的ではありませんので、お酢を使った料理を日々の食事に積極的に取り入れていくよう心掛けたりする必要はありますが、食事以外でも意識的に取り入れたいところではあります。

上述のとおり、お酢には幾つかの種類と特徴がありますので、代表的なお酢における風味と栄養成分の違いについて再確認してみましょう。

≪穀物酢≫
・酢酸およびクエン酸、アミノ酸が豊富
・強い酸味のため単体で飲むのは非現実的
・ご飯などの糖に混ぜることで糖の吸収率が上がる疲労回復に効果的
・カルシウムの吸収率も上がるため牛乳などに混ぜて飲むのが◎

≪黒酢≫
・酸味が少なめで味わいはまろやか。
・穀物酢と比較して全アミノ酸量が約10倍と豊富
・希釈して飲むほか、酢豚など黒酢を使った代表的な料理も多い
・アミノ酸によるエネルギー代謝の改善・活発化を促す

≪リンゴ酢≫
・フルーティーな酸味で炭酸水や豆乳などとの相性が良い
・原材料に穀物が使われていないためアミノ酸は摂れない
・酢酸濃度は穀物酢より高め、ナトリウムやカリウムなども豊富
・サラダのドレッシングや酢の物などとの相性も◎

調味料としての穀物酢については、先述のようにラーメンや餃子に入れたり、シウマイなどの点心との相性が良い点は皆さんもご存知のとおり。その他にも、甘酢あんかけや南蛮漬けなどもお酢の代表的なレシピです!

黒酢については、酢豚などの料理のほか、豆乳などで希釈してハチミツを入れて飲んだりと、味わいがまろやかだけに調理以外でも取り入れやすいという特徴があります。
リンゴ酢も同様、リンゴ酢のハチミツソーダ割りなどドリンクとしても取り入れやすいほか、サラダのドレッシングなどにも多く用いられますので、手軽に摂れるお酢の一つと言えるでしょう

これらのように、調理だけでお酢を摂るとなるとハードルが高くなってしまいますが

ドリンクやサラダドレッシングとして活用

することで、手軽さが一気にアップするのも他の調味料にはないメリットの一つではあります。この機会に「お酢」の健康効果を見直し、お酢のある食生活・食習慣にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

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