共働き夫婦では常識?!驚きのこんな食生活と生活習慣
どっちが何を作る?共働き夫婦の食事事情と生活習慣
一昔前に比べ、夫婦それぞれが仕事を持つ共働きのご家庭は、今ではとても多くなりました。
これまでの日本で多く見られてきたような、
夫は仕事・妻は家事
という価値観はガラっと変わり、夫婦共に仕事をしながら家事や子育ても共同で行うというご家庭が増えてきているのではないかと思います。
一方、夫婦共に朝から晩までフルタイムで仕事をするとなると、掃除や洗濯といった家事はどのように分担しているのか?とても気になるところですね。もちろん、ご家庭によってその生活スタイルは様々だと思いますが、こと食事に関しては、
健康維持に欠かせない重要な要素のひとつ
でもありますので、いくら忙しいからと言ってもバランスの取れた食事は必要不可欠。
日々忙しい共働き夫婦が、どのような食生活を送っているのか、とても興味深いところではあります。
そこで今回は、共働きのご夫婦の食生活と生活習慣にフォーカスし、日々時間に追われるご夫婦の
時短重視の食事と驚きの食生活
についてご紹介していきます。
もちろん、日々忙しい毎日を過ごしているのは共働き夫婦に限ったことではありませんが、加齢による体の変化や健康リスクの高まる中高年以降においては
・規則正しい生活習慣
・栄養バランスの取れた食事
・適度な運動やストレス解消
・質の良い睡眠環境の構築
などが、健康維持に欠かせないことは言うまでもありません。
日々時間に追われることで自分では気づかないうちにストレスを溜め込んでいたり、時短や効率ばかり求めて外食やコンビニ食ばかりになったりと、20代の頃ならごまかしが効いたかもしれませんが、30代後半から40代以降になると、
・太りやすい体質になったり
・肌の潤いが損なわれ老け顔になったり
・自律神経が乱れて不調になったり
と、体のあちこちでネガティブな変化・変調がでやすくなってしまいます。
所得の源泉でもあるお仕事については、背に腹は変えられない部分もあるかもしれませんが、年齢がいくつになっても体が資本ではありますので、忙しいことを理由とした生活習慣の乱れは、
健康リスクという点で必ずツケが回ってくる
と再認識して、食生活や生活習慣を今一度見直すきっかけにするべきでしょう。
今回の記事では、そんな忙しい共働きご夫婦の驚きの食生活と生活習慣の実態をご紹介していきます。
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栄養バランスの取れた食事以上に時短&効率化が重要視?
仕事が終わって、残業して、帰宅は毎日夜9時過ぎ。
夕飯を作る気力や時間もないけどお腹はペコペコ・・・
という方も多いのではないでしょうか?
忙しく働き、帰宅後に食事の支度をするのは、男女問わず負担が大きいもの。
共働きのご夫婦においては、互いに仕事をしていることで疲れもあるでしょうし、時間も合わないため一緒に食事を取る機会も少なくなり、そうした環境が
・それぞれ外食やコンビニ飯で済ます
・インスタント食品やレンチンレシピで済ます
・お酒のつまみ程度で適当に済ます
といった状況を招き、言うまでもなく栄養バランスに偏りが出てきます。
また、夜遅い時間からの食事ともなると過去記事「▼慢性的な睡眠不足が高血圧や糖尿病の原因に?」でもご紹介しているように、メタボリックシンドロームや糖尿病の原因ともなりうるほか、就寝前に交感神経の働きが活発化してしまい、良質な睡眠の妨げになってしまう場合もあります。もちろん、
ゆったりと湯船に浸かってリラックス
なんて時間も余裕もありませんし、ご夫婦でゆっくり会話をする時間も取れませんので、一日の疲れやストレスをリセットすることができず、知らず知らずに身体の不調を招く要因を作ってしまうのです。
・外食などで食事を用意する時間を短縮
・湯船に浸からずシャワーで効率的に済ます
・夫婦の会話はLINEやメールで済ます
日常生活における時短&効率化は、聞こえは良いかもしれませんが、
目に見えにくい健康リスクという観点ではとても非効率
であり、健康診断などで気づいた時には、各数値はボロボロ・・・
なんてことにならないよう、共に忙しいご夫婦においても、限られた時間のなかで最低限できる食生活の改善を心掛けると良いでしょう。
そんな毎日が忙しい共働きご夫婦にオススメな、栄養バランスを考慮した食生活を心掛けるワンポイントテクニックをご紹介いたします。
≪献立のルーティン化≫
自宅での食事においては、「今日は何を食べる?」といったメニューを考えることが負担となり、それがストレスになってしまうことも珍しくありません。そこで一週間分の食事のレシピを事前に決めておき、
・レシピを考える役
・後片付けをする役
など、役割分担をして互いに家事負担を軽減する努力をしましょう。
「ご飯→パスタ→パン→そば」といった具合に、主食を入れ替えていくのも一つの方法。
主食に合わせれば、和食・中華・洋食など料理ジャンルで一通りのルーティンができます。
≪時短グッズの活用≫
昨今では、生活や食事の質を向上させる時短グッズが多数販売されています。
・レンジでパスタが茹でられる
・ゆで卵が簡単に作れる
・温野菜やご飯も炊ける
上記でも取り上げたように、ご自宅での食事の用意は様々な負担を強いられるため、時短グッズを積極的に取り入れることで、家事負担を軽減させることができます。また、電子レンジや炊飯器で簡単に作れるレシピもたくさん出ているので、ぜひ活用してみましょう。
やむなくコンビニ飯にする場合も、健康や栄養バランスを考慮したお惣菜なども多く売られています。塩分や脂質の多い揚げ物や肉類を避け、野菜や穀物類を食卓に並べるよう意識しましょう。
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バランスが取れた規則正しい食事を取るための生活習慣と心がけ
仕事と家事を両立しなければならない共働きの家庭では、相対的に
健康維持を意識した食事に時間を割くのが難しい
のが実情で、特にお子様がいるご家庭などにおいては、子供への影響も懸念されるところ。
日常生活に追われることで、健康管理や維持への理解にも乏しくなってくる傾向にもあります。
また、健康管理においては仕事のように
「すぐに結果が出る」ものではありません
ので、継続の難しさも指摘されるところ。
言うまでもなく規則正しい食事を取るための生活習慣は、一朝一夕で成しうるものではありませんので、まずは継続させることを前提に、
気軽に続けられる健康的でバランスの取れた食生活
を心掛けるようにしましょう。
でも、実際に日々の食事や食生活をどのように意識して、どのように変えていくべきかが分からないのも事実。食事のサイクルにおいては、「朝・昼・晩の三食をしっかりと取る」ということは理解していても、栄養バランスの取れた食事を毎日三食取るということは案外難しい課題です。
栄養バランスの取れた健康的な食事には様々な観点があり、下記厚生労働省の文献なども参考にしていただきたいところですが、まずは手軽に始められる
栄養バランスを考慮した食事の心がけ
を幾つかご紹介いたしますので、継続ありきで実践してみると良いでしょう。
※出典:厚生労働省
▼日本人の食事をめぐる状況と健康的な食事のあり方
https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10901000-Kenkoukyoku-Soumuka/0000083878.pdf
▼栄養・食生活
https://www.mhlw.go.jp/www1/topics/kenko21_11/b1.html
≪和食中心の食生活を心掛ける≫
和食のメリットは低カロリー・高たんぱく。主食、主菜、副菜が揃ううえ、
多品目の食品が摂取できる
のも特徴。野菜・魚類・穀物を中心に取るよう心がけ、料理をする時間がない時にはスーパーのお惣菜でも代替できます。インスタントの味噌汁なども必要に応じて積極活用!
ただし、塩分の摂りすぎにならないよう注意しましょう。
≪調理を工夫して野菜を積極的に取ろう≫
サラダなどの生野菜は、野菜を取ること以上に食事の際の血糖値の急上昇を避けるためにも重要で、生活習慣病予防にも一役買ってくれます。厚生労働省も、
健康を維持するためには野菜類を1日350g以上食べましょう
としており、特に女性においては野菜の摂取が不足する傾向にあります。
生野菜はカサが大きい一方、量としては不足してしまう傾向にあるので、野菜炒めや野菜の煮物、具だくさんの味噌汁など、加熱調理した野菜を積極的に取るようにしましょう。
≪何をどれだけ取れば良いかを図式化しておく≫
栄養バランスは意識しつつも、実際にどの栄養素をどの程度取れば良いか?を具体的にするのは意外と難しいもの。そんな時に活用したいのが、
何をどれだけ食べたら良いかを図式化した「食事バランスガイド」
出典:農林水産省
https://www.maff.go.jp/j/balance_guide/
バランスの取れた健康的な食事も、見える化することで家事負担を軽減し、負担を軽減することで継続のしやすさにつながります。もちろん、この食事バランスガイドに記載されたレシピだけでは飽きてしまいますが・・・、摂取すべき量の目安はどのレシピも同様ですので、この逆三角形のバランスが崩れないよう心掛けましょう。
いかがでしたでしょうか?
健康を維持するためには、毎日の栄養バランスに気を配ることが大切。
忙しい共働き家庭では効率的に手を抜くことも大切ですが、手の抜き方をちょっと工夫するだけで手軽に栄養満点のメニューを作ることができるのです。