お酢で疲れ知らず?!夏の食事に取り入れたいお酢の健康効果
夏の食卓の必需品?!暑くなると酢を欲するメカニズム
6~7月の梅雨時期が過ぎれば、いよいよ日本の夏も本番。
梅雨のジメジメとした蒸し暑さから、ジリジリと突き刺すような本格的な暑さになることで、夏バテを筆頭に体調を崩しやすくなるのもこの時期の特徴と言えます。普段から健康に気をつけている当コラムの読者様においても、
夏の暑さにはさすがにめげそう・・・
という方も多いかもしれませんが、日本の夏の暑さは年々厳しくなってきていますので、クーラーの効いた部屋にこもるのではなく、熱中症対策をしっかり行いながら暑さに順応させ、十分な水分と栄養・睡眠を取りつつ、健康的な日々を過ごしていただきたいと思います。
さて、今回は夏の栄養補給という点にフォーカスし、
夏の食事に取り入れたいお酢の健康効果
と称して、食欲が減退しやすい夏こそ、お酢の力でその暑さを乗り切ろう!という食生活面でのトピックスをお届けいたします。毎年、真夏になると
1,暑さで冷たい飲み物が増える
2,飲み物で腹が膨れ食欲が減退する
3,さっぱりした軽い食事で済ますことが増える
4,日々の活動に必要な栄養素が不足
5,体がだるくなったり、疲労感が抜けない
6,典型的な夏バテ症状になる・・・
という流れが定番とも言え、例年夏バテになる人は「分かっているのに夏バテしてしまう」という方も少なくありません。暑い夏場においては、なかなか食欲が沸かないなか、酸っぱいものや辛いものを欲することが多くなりますが、これは
酸っぱいに含まれるクエン酸で疲労回復
辛いものを食べて発汗を促し自律神経を整える
といった人間本来の機能を回復させようとする動きが働いていると言われます。
今回は、そんな酸っぱさの代表的な調味料である「お酢」を活用した、夏バテを避ける健康的な食事と、お酢の健康効果について詳しく見ていきましょう。
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夏場の食欲低下の根本的要因は言うまでもなく「過剰な暑さ」ではあり、近年テレビの天気予報などでは、
命に係わる危険な暑さ
と表現するほどにまでなっておりますが、その健康リスクは熱中症だけに留まらず、自律神経が乱れることによる吐き気やめまい、頭痛・肩こり・手足のしびれなど、その症状は留まるところを知りません。
夏バテ症状が出るまでのプロセスについては
・暑さで睡眠の質が落ち疲れが取れない
・過度の発汗によるビタミンやミネラルの不足
・食欲不振による栄養バランスの乱れ
などが日々の暑さによって徐々に深刻化してきますので、これら要因を一つずつカバーしていくことを心掛けることが大切です。例えば、「暑くて眠れない」という点においては、就寝前にエアコンで室内温度を下げておいたり、
夜間気温が下がったタイミングでウォーキングなどの軽い運動をする
だけでも睡眠の質は改善できます。
次に、発汗によるビタミンやミネラル不足においては、水分補給に水やお茶だけを飲むのではなく、俗にいうスポーツドリンクや野菜ジュースなど、
一定の栄養素が含まれる飲料を併用するのがポイント
まぁ、確かに真夏の暑さのなか、水やお茶の方が口の中もサッパリするとは思いますが、ちゃんと水分補給しているのに体がダルくなる・・・という状態を避けるためにも、飲料として飲む水分補給の半分くらいは、一定の栄養が含まれた飲料を飲むように心がけましょう。
そして最後となるのが食事です。
夏の定番食となるのは、お蕎麦であったり冷やし中華だったりしますね!
「冷たいものを食べて少しでも体を冷やしたい」という側面もありますが、特に冷やし中華は「お酢」が含まれる夏の代表的料理。冒頭でもお伝えしたように、
暑い季節は自然と酸っぱいものが食べたくなる
という点でも、理に適った料理と言えます。
お酢の健康効果については、「▼今話題のお酢活!毎日のお酢習慣にオススメな黒酢レシピ」でもご紹介しておりますが、冒頭でお伝えしたクエン酸による疲労回復のほか、
酸味によって味覚が刺激され食欲が活発化する
という点も夏の食欲低下に効果的なのです。
あのお酢独特の匂いをかぐと、よだれが出てきて食欲が出てきますよね!
夏場の食欲低下は、こうした部分でもカバーできるのです。
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お酢の健康効果においては、疲労回復や食欲増進以外にも様々なメリットがあることは意外と知られていません。お酢独特の酸味の主成分となる酢酸(さくさん)には、
・胃酸の分泌を促すことで消化・吸収を促進させる
・腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える
・高めの内臓脂肪、血中脂質を低下させる
といった効果があることが分かっています。
もちろん、食欲が増進して食べ過ぎてしまっては元も子もありませんが(苦笑)、夏バテ防止以外にも、メタボが気になる中高年、便秘になりやすい女性などにも効果的な調味料であることは言うまでもありません。
内臓脂肪の増加や血中脂質の異常においては、生活習慣に深く関わっており、皆さんも良くご存じのとおり、食生活の乱れや運動不足、飲酒・喫煙、ストレスなどが要因と言われています。また、
脂質異常は動脈硬化の最大の要因
でもあるため、お酢は夏バテ防止に限らず日常的に摂取した方が良いと言っても過言ではないのです。夏バテにおいては、上記でご紹介したように、寝不足であったり、ビタミン・ミネラル不足、エアコンによる体の冷えであったりと、状況によって様々な要因が考えられますが、基本的には
・規則正しい生活で良質な睡眠を取る
・暑くても適度に体を動かす
・バランスの取れた食事を三食しっかり食べる
という点を心掛けることで、夏バテ回避はもちろん、内臓脂肪の増加や高血中脂質なども防ぐことにつながるのです。暑さによって食欲が減退してしまうのは誰にでも起こりうることですが、暑いからといった涼しい部屋にこもりっぱなしでいると、
涼しく過ごしていても体がダルくなる
といったことも起こりうるのです。暑いからといって体を動かさなかったり、冷たいものばかり食べたり、湯船に浸からなかったりと、夏場は日常生活の内容そのものが変わりやすいので、こうした「普段の生活を普段通りに過ごす」ということも大切だ!ということも覚えておくようにしましょう!
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