目薬のさし方が原因で症状が悪化?!目薬の正しい点眼方法を覚えよう

目薬のさし方が原因で症状が悪化?!目薬の正しい点眼方法を覚えよう

現代人には欠かせない~目薬・点眼薬の役割と効果

美意識高い系ビジネスマンの必須アイテムと言えば

リップクリーム・目薬・口臭スプレー

って、冗談はさておき・・・
現代社会においてパソコンやスマホといった「デジタル端末を使わない日はない」と言っても過言ではないほど、常に画面を凝視することが当たり前になりつつあります。こうした生活習慣が当たり前過ぎで、特に意識が希薄化してしまっている部分もありますが、

それだけ目を酷使している

ということでもあり、筋肉を酷使すると筋肉痛になるように、目の周辺組織においても「使い過ぎれば疲労して、機能が低下してしまう」ことは言うまでもありません。

目がかすむ、乾燥する、ゴロゴロするといった症状は、言うまでもなく「目の疲れのサイン」となりますが、そうした症状を一時的に軽減してくれるのが「目薬」。街のドラッグストアなどで手軽に購入できるので、リップクリームなどと同様に、カバンに常備されている方も少なくないでしょう。

ただ、ひとつ再認識しておきたいのが

手軽に購入できると言えど「薬であり医薬品」だということ

薬である以上、自身の症状に合ったものを使用する、決められた用途用法を守ることはもちろんのこと、漫然と使い続けるものではなく、

必要がないなら使用しない

というのが基本的な考え方。
手軽さゆえに、予防的に使い続けてしまう傾向にありますが、風邪薬を飲み続ける人はいないのと同様、目薬も基本的には一時的な症状緩和程度に捉え、根本原因を改善することが重要です。

市販の目薬の役割については、

・ものもらいや結膜炎に効くもの
・疲れ目・かすみ目に効くもの
・ドライアイの症状に効くもの

など、自身の症状に合わせて様々な種類があり、目薬に含まれる有効成分も当然異なります。
目の酷使による疲れ目といっても、目が充血しやすい人やピントが合いにくくなる人、乾燥でゴロゴロする人など、症状は様々ですので、目薬の選び方はもちろんのこと、正しいさし方や使用頻度などもしっかりと確認しておく必要があります。

今回は、そんな目薬の正しいさし方にフォーカスし、

・正しいさし方は?
・どこを狙えばいい?
・何滴させばいい?

といった素朴な疑問に回答していきます。

実は意外と知らない目薬の基礎知識!
日常的に市販の目薬を使用している方は、この機会に正しい知識を身につけるようにしましょう。

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さし方次第では症状悪化も?!正しい目薬の点眼方法

さし方次第では症状悪化も?!正しい目薬の点眼方法

早速ですが、目薬の正しいさし方について見ていきましょう!
一般的な認識のなかでの目薬のさし方は、テレビCMなどの影響を受けてか、

黒目の中心を狙って上の方から垂らす

ようなさし方をされる方が多いかもしれませんが、実際には

「あかんべえ」をして下まぶたと眼球の間に入れる

のが正しいとされています。
もちろん、使用する目薬にさし方の指定があれば、その用法に従うのが基本となりますが、意外と間違ったさし方で認識してしまっているのが実情。目薬をさす際のポイントとしては

・指で下まぶたを下げ、涙が溜まる結膜嚢(けつまくのう)あたりに垂らす
・使用容量は1滴で十分、2,3滴たらしても流れ出てしまうだけ
・点眼後にパチパチと瞬きするのはNG、1分間ほど目を閉じておきましょう

という点を押さえておくようにしましょう。

たまに見受けられるのが、目じりの横から流し込みようにさす方法。
この方法は、目薬を上から垂らすより、下まぶたと眼球の間に入れやすいという特徴がありますが、

目薬の先端のノズル部分と目が接触しやすく点眼液そのものが汚染

されてしまう可能性があります。
もちろん、そうした状態の点眼液を使い続けることで、結膜炎の原因になったり、疲れ目の症状が悪化したりする可能性もありますので、くれぐれも点眼ノズルの先端がまぶたやまつ毛などに触れないよう注意しましょう。また、点眼前の下準備としては、

手や目の周りを清潔に洗う

という点を心掛けたいところですが、仕事中などの「すぐに点眼を済ませたい時」などは、手指用のアルコール消毒などで除菌してから、点眼すると良いでしょう。とかく不衛生な状態や風の強い屋外での使用は避け、点眼後はすぐに目を閉じて点眼液が行き渡るように意識しましょう。

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冒頭でもお伝えしたように、手軽な目薬と言えど医薬品である以上、用途用法は必ず守る必要があります。日常的に起こりうるドライアイや疲れ目などは、自身で症状を勝手に判断して、

市販の薬で解決しようとしてしまう傾向

にありますので、本当はすぐに専門医の診断が必要な状況にも関わらず、症状にあわない点眼薬を使い続けてしまうことで、さらに状況を悪化させてしまう・・・なんてことも決して珍しいことではありません。特に、日々パソコン作業をされている方などは

作業デスクの上に目薬が常備されている

なんてこともあるかもしれませんが、市販の目薬の多くは、一日4~5回程度を使用の上限と捉え、

それ以上使用してもあまり効果がありません!

もちろん、点眼薬で定められた用量や医師や薬剤師の指示があればそれに従う必要がありますが、仕事中に目に疲れを感じたり、乾燥するからといってもむやみに目薬をさすのではなく、10~20分程度の休憩を取り、できるだけ遠くを見て

凝り固まった目の周辺の筋肉を動かす

ことを心掛けるようにしましょう。
仕事中などに目の疲れを感じるようでしたら、過去記事「▼日常的に意識したい~眼精疲労や疲れ目症状のセルフチェック」でご紹介したセルフチェックを試していただき、

自身の疲れ目状態に適したアイケアを実施する

のが正しい対処法と言えます。

目薬をさす生活環境においては、パソコン作業以外にもあらゆるパターンがありますので、一概に申し上げにくい部分ではあります。例えば、「複数の目薬をさす必要がある方は何分間隔を開けたらよいのか?」とか、「コンタクトレンズを着けたままでも点眼できる?」といった疑問があるかと思います。

いずれの場合も、医師や薬剤師の指示、もしくは点眼薬に記載された用途・用量が最優先です。
これらを無視し、恒常的に目薬を使い続けることで、場合によっては目に見えない副作用のリスクが高まってしまう可能性もあります。冒頭でもお伝えしたように、

ただの目薬と言えど医薬品は医薬品

ですので、リップクリームや口臭スプレーとはわけが違うという点をしっかりと認識し、決められた用法、用量をしっかりと守るよう心掛けましょう。使用頻度が高い場合は、目薬に依存するのではなく、根本的な問題を解決する必要があることも忘れないようにしましょう!

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