秋の野菜を食べよう!秋野菜の簡単作り置きレシピ
秋野菜で胃腸を整え夏の疲れをリセットしよう!
皆さん、秋と言えばどのようなことをイメージしますか?
古くから「読書の秋」「スポーツの秋」「食欲の秋」などと言われますが、やはり暑さの厳しかった夏が終わり、陽気的にも過ごしやすくなって、何事にも積極的になれる季節が「秋」ではありますので、毎日の生活においても前向きになれる季節なのではないでしょうか?
そんな活動的な秋だからこそ大切なのが健康管理!
夏の暑さで食欲が低下してしまったり、そもそも身体の疲れが抜け切れていなかったりと、そうした体調不良をリセットする季節でもあり、またこれから訪れる寒い冬でも風邪をひかないよう、免疫を高めてしっかりと体調を整えておきたい時期でもあります。
でも、実際にどう体調を整えたらいいの?
疲れをリセットするには何をすればいいの?
などと疑問を持たれてる方も多いはず!
夏場の疲れやだるさの原因の多くは、暑さによる体力の消耗であったり、食欲不振を背景とした栄養不足などが挙げられますが、やはり体力をしっかりと回復させるには、
規則正しい生活と栄養バランスの取れた食事
夏土用にウナギを食べる習慣があるのと同様、秋には夏の疲れをリセットして何事にもアクティブになれる体力をつけるための食材があるのです。今回は、そんな夏の胃腸疲れのリセットはもちろん、
これから迎える寒い冬を乗り切るために食べておきたい秋野菜
をご紹介いたします。
また、それら秋野菜を毎日食べられるよう、ご自宅で簡単に作れる作り置きレシピなども幾つかピックアップ。夕飯にもう一品といった形で毎日食べるもよし、お仕事をされている方ならお弁当として持って行くもよし、秋だからこそ摂っておきたい栄養素をたっぷり含んだ秋野菜レシピで、食事の面からの体調管理を心掛けてみましょう!
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「食欲の秋」ならではの旬な野菜と摂取したい栄養
古くから「食欲の秋」と言われるほど、秋は食べ物が美味しく感じられる季節であり、何かとお腹が空きやすく、食べ過ぎてしまって太りやすい時期でもあります。夏の暑さで食欲が減退していた反動もありますが、
なぜ秋になると食欲が増すのか?
陽気的に涼しくなることで自然と食欲が増す、気温が低下することで基礎代謝が上がり、身体のエネルギーを多く使ってしまうことで栄養を補給しようとする、など色々な説がありますが明確に解明されているわけではありません。ただ、
夏場にくらべて食べ物が美味しく感じられる
そして食べる量が増える傾向にあるのは事実。
せっかく美味しく食事を取るなら、中年太りなどの生活習慣病の要因ともなる脂質の高い食事ばかりではなく、秋だからこそ食べられる旬な食材で、必要な栄養素をしっかりと摂取する!という心掛けが大切。一年中食べられるお肉などではなく、秋だからこその食材を知って、しっかりと夏の疲れをリセットしておきたいところです。
ちなみに、皆さんはどれくらい秋が旬の食材をご存じでしょうか?
【魚介類】
・サンマ
・カツオ
・カキ
【野菜・果物類】
・カボチャやレンコン
・さつまいもや里芋
・松茸・舞茸などのきのこ類
・柿や梨
・栗
などが代表的な食材で、秋の味覚ランキングと言えば必ずと言っていいほどこれら食材がピックアップされます。特にサンマは秋が一番脂が乗っていて、塩焼きが最高・・・と、今回は秋野菜にスポットを当ててご紹介しておりますので、カボチャなどの果菜やレンコンなどの根菜類を中心にその栄養価を見ていきたいと思います。
秋野菜の代表とも言われるのが、ニンジンやごぼう、レンコン、大根など土の中で育つ根菜類。そして、ナスやカボチャなども秋野菜に分類されることが多い人気の食材です。皆さんも良くご存じかもしれませんが、
根菜類の野菜に多く含まれる栄養素と言えば食物繊維
過去記事「▼腸内環境は大丈夫?悪玉菌を増やさないための生活習慣とは」でもご紹介しておりますが、食物繊維は腸内環境を整える善玉菌のエサにして活発化しますので、便通改善に効果的であることは言うまでもありません。その他、野菜別に豊富な栄養素を見てみると
・ニンジン
冬の乾燥防止など肌を健康に保つβ-カロテンが豊富。
・レンコン
ビタミンCが豊富に含まれており疲労回復免疫アップに効果的。
・大根
ビタミンC、β-カロテンのほかカルシウムも多く含まれます。
・サツマイモ
緩下剤としての効果があるヤラピンを多く含み便通改善に効果的
などが挙げられます。
秋野菜の栄養成分の特徴として、疲労回復や免疫力アップ、抗酸化作用など身体にとって重要な成分が多く含まれているものが多いため、夏場の疲れのリセットはもちろんのこと、冬に向けた乾燥対策や免疫を高めて風邪予防など、
体調を崩しやすい季節の変わり目に持って来いの食材
と言っても過言ではありません。
また、比較的調理が簡単で日持ちもしやすい食材が多いのも特徴のひとつで、日常的に摂取しやすいというメリットもあります。次の章では、習慣的に食べられる秋野菜を中心とした簡単レシピをご紹介していきます。
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毎日食べたい!秋野菜を使った簡単作り置きレシピ
これまでのご紹介してきたなかで、代表的な秋野菜の種類と主な栄養素はご理解いただけたかと思いますので、それら秋野菜を使った毎日食べられる簡単作り置きレシピを幾つかご紹介していきます。いくら簡単レシピといっても、
毎日調理するとなると意外とたいへん・・・
そんな負担を軽減すべく、作り置きができて毎日の食事のプラス一品として食べることができる、そんな秋野菜レシピをピックアップいたしましたので、ぜひチャレンジしてみてください。
≪大豆・ニンジン入りひじきの五目煮≫
日本の食卓の定番小鉢レシピのひとつ「ひじきの五目煮」。
ひじきに含まれる豊富なカルシウムに加え、大豆のタンパク質、ニンジンの食物繊維やβカロテンなど、あらゆる栄養素が豊富に含まれるレシピ。タッパーに入れて冷凍すれば1ヶ月程度は保存可能ですので、毎日豊富な栄養素が取れる王道レシピのひとつと言えます。
≪ごぼうの甘酢唐揚げ≫
ちょっと脂っこいものも食べたい!という気分の時に最適なごぼうの唐揚げ。
ごぼうを5cm幅程度に切ってから10分程度水にさらします。皮は剥かなくて大丈夫です。
水気をよく切ってから片栗粉をまぶしてサッとひと揚げ。
しょうゆ・みりん・酢をベースとした甘酢ソースに絡めれば「ごぼうの甘酢唐揚げ」の出来上がりです。
≪ニンジンとごぼうのきんぴら≫
こちらも食卓のプラス一品おかずの定番「きんぴらごぼう」。
秋野菜の代表であるニンジンとごぼうのゴールデンコンビが織りなす食のデュエットは、飽きの来ないシンプルな味わいと、簡単に作れて保存も利くという便利さが日本の食卓に根付いた背景かもしれません。ごぼうとニンジンを細切りにしてごま油で炒めるだけ!歯ごたえを楽しみたいなら多少太めに切るのがポイントです。
≪カボチャと大根の煮物≫
カボチャと言えば煮物!煮物と言えば大根!
と言っても過言ではないくらい日本の食卓に定着しているのがこの2つの野菜。
冷蔵庫を開ければ小さなタッパーに入ったカボチャの煮物があるご家庭も多いのではないかと思いますが、砂糖・しょうゆ・みりんなどで味付けした出し汁でゆっくりと煮込んで出来上がり!調理に多少の時間は掛かりますが、消化にもやさしく、食べ応えもある健康レシピと言えるでしょう。
いかがでしたでしょうか?
読んでいるあいだにもお腹が空いてきそうな秋野菜レシピの数々。
野菜だけでなく、きのこ類を入れたり旬な魚を合わせることで、定番レシピにも多彩なアレンジを加えることができるので、色々とチャレンジしてみると良いでしょう。
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