疲れ気味の方必見!疲れ目は休憩以外に改善する方法はある?
疲れ目原因の「眼の酷使」は現代社会では避けられない?
スマホやタブレットなどの電子機器が生活の一部となりつつある現代社会。
あらゆるものがインターネットによって便利になるのと引き換えに、身体に対する様々な弊害が出始めていることは皆さんもご承知のとおり。
とりわけ、モニター画面を見続けることによる目の酷使は、以前から指摘されてきていることではありますが、それ以外にも肩こりや頭痛など、個人差こそあれど何かしらの不調や体調変化を感じたことがある人がほとんどかもしれません。特にスマホにおいては、
首を曲げた状態で小さな画面を見続ける
という動作を伴いますので、当然首回りの筋肉が凝り固まってしまったり、目の疲労による疲れ目、さらには眼精疲労といった症状にもつながりやすいのが実情。しかしながら、
目の健康維持より目先のスマホ
といった意識が強く、なかなか画面を見続ける時間が減らせないのが本音かもしれません。
通勤通学時間、昼休み、家でくつろぐ時間、1日の活動時間のなかでモニター画面を見ていない時間の方が少ない可能性もありますが、それだけ目を酷使し続ければ、物を見る目の機能も疲労して、視力の低下はもちろん、目の乾燥、目の充血など、あらゆる不調を来す可能性が高くなるのは必然と言えるかもしれません。
特にお仕事で一日中パソコンを向き合っているようなケース。
プログラマー、デザイナーといったクリエイティブ業務に限らず、経理業務であっても今やパソコンの時代であり、モニターを長時間見続けることは避けられません。それゆえに、そうした業務に携わっている方は、
点眼薬が欠かせない
という状態になりがちですが、過去記事「▼目薬のさし方が原因で症状が悪化?!目薬の正しい点眼方法を覚えよう」でもお伝えしているように、点眼薬はその文字のとおり薬であり、漫然と使い続けるものではありませんので、
基本的には目薬を使わなくても不調を来たさない
という環境を整えることが大切なのです。
そこで今回は、日常的に酷使される「眼」にフォーカスし、業務的に避けられない長時間のパソコン使用でも、疲れ目症状を出さない方法についてご紹介。もちろん、疲れ目の最善の対処法は目の休憩ではありますが、仕事中においては
そうも綺麗事も言ってられないのが実情
疲れ目だろうがドライアイだろうが、休憩している暇はない・・・
まぁ、健康維持という観点からもそうした環境もどうかな?っというのが本音かもしれませんが、実際にはこういう経験をされている会社員の方がほとんど。目を休ませたいけどその時間が取れない、という方に「休憩以外の対処方法」をいくつかご紹介していきます。
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疲れ目の改善の基本は休息!でも休めない時はどうする?
パソコン作業に限らず、図面引きなどの細かな作業や小さな文字の読書などを長時間続ければ、誰しも目の疲れを感じることは決して珍しいことではありません。例えば、激しい運動によって筋肉を使い続ければ筋肉疲労を起こすのと同様、目も使い続ければ周辺の筋肉が疲れて
ピントを調整する毛様体筋の機能が低下
するため、ものが見えにくくなったり、かすんだりするのです。
これ自体は自然なことなので、筋肉を休ませることで低下した機能は回復するのですが、骨格の筋肉とは異なり目の周辺筋肉においては、
睡眠以外で休ませることが難しい
という点は言うまでもなく、活動時間中は何かしらものを見続ける必要があるため、疲労した毛様体筋などの筋肉を十分に休ませるのが難しいという点が挙げられます。つまり、
目を存分に休ませるためには睡眠が非常に重要
であり、慢性的な寝不足傾向にある日本人にとっては、これまた目の健康維持にとって懸念材料であると言えます。
寝不足状態で、さらに長時間モニターを見続けなければならない状態では、きっと目が重く、充ことにな血し、ひたすら点眼薬をさしつづけるような状態に陥ってしまうことでしょう。それだけ「睡眠が重要」だということを認識しておく必要があります。
とは言え、ちゃんと寝ていたとしてもそれだけでは日中の目の疲労感が拭えない・・・、そんな場合に意識して欲しいのが
一点だけに集中しない
という点です。
目の疲労においては、毛様体筋などの目の周辺筋肉の緊張によって柔軟性が低下し、ピントが合いにくくなります。ものが見えにくくなることで、さらに目を酷使しやすくなること、さらには自身で知らず知らずにストレスを感じ、首や肩の筋肉まで固まってきてしまうため、疲労感が目だけに留まらなくなってくるのです。
もちろん休息が取れるに越したことはありませんが、現代社会においては
休憩時間ですらスマホ画面を見てしまう
のが実情ではありますので、できる限りパソコン画面を集中して見続けるのではなく、合間合間で遠くを見たり、モニターが複数台あるようなら、各モニター画面から目線までの距離を同じにしないようにするなどの工夫をすると良いでしょう。つまり
毛様体筋を動かして柔軟性を維持する
という点を心掛け、時には疲れ目症状に有効な点眼薬を使用する(さしすぎはNG)など、ちょっと意識を変えるだけでも目の負担を軽減することができるでしょう。
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職業柄、日ごろから目を酷使しがちだという方にとっては、生活習慣という点も非常に重要な要素です。
疲れ目や眼精疲労は生活習慣から見直すという
ということが言われるように、不規則な生活習慣、慢性的な寝不足、乱れた食生活、運動不足などは、不健康であることはもちろん、
知らず知らずに目が疲れやすい環境
に陥ってしまっている可能性があります。
特に20~30代などは、規則正しい生活習慣を犠牲にしてでも仕事を優先にしてしまったり、睡眠時間を削ったりと無理をしがちです。パソコンなどのディスプレイを見続けることで起こるVDT症候群と呼ばれる目の病気があるように、
目の疾病は気づいたらなっていた
ということも珍しくないので、食生活も含めた規則正しい生活習慣を日ごろから意識することが非常に重要なのです。特に目に対する栄養補給となりますと、あまりメジャーではない側面もあってか、コンビニなどで市販されている訳でもなく、
手軽に必要な栄養素が摂りにくい
という傾向があります。
目の栄養補給という観点では、過去記事「▼どれだけ知ってる?眼の健康を保つ成分ルテインの基礎知識」でもご紹介しておりますが、
・緑黄色野菜に多く含まれるルテイン
・ブルーベリーやナスに多く含まれるアントシアニン
・エビ・カニなどに多く含まれるアスタキサンチン
これらの栄養成分を習慣的に摂取することで、目の疲れを引き起こしにくい環境づくりを食生活の面からサポートしてくれます。もちろん食生活以外にも、
・度の合ったメガネやコンタクトを使う
・アイマスクなどを活用して目を休める
・就寝前にスマホを見ずに良質な睡眠を取る
・ウォーキングなどで外の景色を楽しむ
といった生活習慣を身につけることで、「目にやさしい環境」を整えることができます。
まだまだ目の健康に対する意識が低い傾向にあるかもしれませんが、モノを見るという重要な役割を担う唯一の体の機能であるからこそ、長く健康な状態を保つ必要があるのではないでしょうか?
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