辛い花粉の時期・・・生活習慣や食事で改善できる?

辛い花粉の時期・・・生活習慣や食事で改善できる?

辛い時期だからこそ実践したい花粉セルフケア

今年は暖冬の影響もあり、早い人で2月の初旬から症状が出始めた花粉症。
花粉症でない人にはなかなか理解できない花粉症は、憂鬱な気分になるだけでなく、くしゃみや鼻づまり、目のかゆみなど、日常生活のなかで様々な辛い症状を引き起こすアレルギーの一種です。

皆さんもよくご存知のとおり、花粉症は主にスギやヒノキといった植物の花粉に対して、体内に浸入した花粉を排出しようとするアレルギー反応で、くしゃみや鼻水・涙といった花粉症の症状は、体の免疫機能が過剰に反応している状態です。

関東地方では、主に春先の2~3月頃からスギ花粉、3~4月頃にはヒノキ花粉、その後もイネやブタクサなどの草花の花粉が飛散します。個人差こそありますが、

アレルギーを引き起こす花粉の種類はなんと60種類以上!

年間通して花粉症の症状に悩まされている人も決して珍しくないのです。そんな悩ましい花粉症ですが、日常の生活のなかで症状を軽減することはできないのでしょうか?この記事では、普段の生活面でできる花粉症対策として

生活習慣と食生活にフォーカス

し、花粉症の症状を抑えるべく普段の生活面での心掛けや、積極的に摂りたい栄養素などをご紹介します。

地球温暖化などで年々花粉の飛散量が増加していると言われる昨今では、現時点で花粉症ではないという人でも、花粉を吸い込む量が増えたり目に入ったりする機会が増えることで花粉症の症状が出やすくなるため、決して油断はできません。

日常的に取れる花粉セルフケアで、薬に頼らない花粉対策を心掛けましょう。

正常な免疫機能を保つための生活習慣

花粉症対策と言えば、マスクやメガネをしたり、外出後のこまめなうがいや洗顔などが挙げられます。外出後は顔や手に花粉が付着しているほか、着ていた衣服などにも花粉が付きやすいので、しっかりと花粉を取り除く必要があります。

また、市販の薬を服用したり点眼薬も効果的ですが、花粉対策用の治療薬は症状を抑える対症療法が目的であるため花粉症の症状を改善するものではありません。完全な治療ともなると、花粉症の原因となっている花粉のアレルギー元を体内に入れ、徐々に花粉に対する反応に慣れさせていくという減感作療法が必要となり、治療には数年掛かるのが一般的です。

これらのように花粉を完全にシャットアウトすることは困難ですが、マスクやメガネ、こまめなうがいといった

花粉を体内に入れない対策

を取るのと同時に、花粉が入りやすい鼻の粘膜を正常な状態に保ったり、眼を花粉の刺激でから守れるよう、疲れ眼やドライアイを避けるといった

正常な免疫機能を保つための対策

が有効なのです。特に後者は、様々な生活環境や生活習慣が絡んでくるため人それぞれ状態は異なりますが、不規則な生活習慣や栄養バランスが偏った食事、さらにはストレス過多や寝不足、運動不足などは免疫低下を招きますので、

・しっかりと睡眠を取ること
・バランスの取れた食事を心掛けること
・タバコやお酒を控えること
・適度な運動を心掛けること

これらを意識することで正常な免疫機能を保ち、結果的に花粉症対策になるのです。

例えば、寝不足で眼がシバシバするような状態であったり、喫煙で鼻の粘膜が常に刺激されているような状態、さらには飲酒によって血管が拡張した状態であれば、花粉症の症状が出やすくなるのも容易に想像できるのではないでしょうか?

▼関連記事
近年指摘されているブルーライトの影響と睡眠の関係

花粉対策には腸内環境を整える食事で免疫を高めよう

辛い花粉の時期・・・生活習慣や食事で改善できる?02

上記では、規則正しい生活によって免疫機能を高め、花粉に対する抵抗力をつけましょう!という点を挙げましたが、一方で食事や栄養面からの対策については、どのような点を心掛ければ良いのでしょうか?

もちろん、食事の面でも花粉症の症状を直接的に軽減するわけではなく、あくまで

免疫機能が正常に保ってアレルギー反応を抑える

という観点でのアプローチとなりますので、それら栄養素を多くとったからといって症状が改善される訳ではないという点に留意しておく必要がありますが、一般的に花粉症によいとされる食品や栄養素についてご紹介いたします。

≪乳酸菌を含む食品≫
免疫機能の多くが腸に集中していることから、腸内環境を整えることで花粉症などのアレルギー反応を抑えられると考えられています。乳酸菌は、ヨーグルトやチーズのほか、キムチや納豆などの発酵食品にも多く含まれています。

≪食物繊維を含む食品≫
ワカメやヒジキなどの海藻類、ゴボウやレンコンなどの根菜類は、食物繊維を多く含むことで知られていますが、前者の水溶性食物繊維は腸内の善玉菌を増やし、後者の不溶性食物繊維は調の動きを活発化させることで、腸内環境を整えます。

≪ビタミンDを含む食品≫
カルシウムや骨を丈夫にするのに欠かせない栄養素として知られているビタミンDは、干しシイタケなどのキノコ類や、鮭やシシャモなどに多く含まれます。また食品以外からも紫外線を浴びることで体内で合成されまますが、冬場に風邪を引きやすいのは紫外線の量が減るためとも言われており、適切な免疫機能の維持には欠かせない栄養素です。

その他、飴などで手軽に摂れる甜茶などに含まれるポリフェノールなども花粉症対策として知られていますが、効果の程度は不明な部分が多いため、

あくまで体内の環境を整えて免疫を高める

という観点で、生活習慣や食生活を心掛けることが花粉セルフケアとなることを覚えておきましょう。

▼関連記事
女性の多くが悩む便秘!食生活の改善で解消できる?

ビューティー記事一覧に戻る
リフレの健康食品・公式コラムTOPに戻る

人気ランキング
妊娠中はミスが多い?妊娠における主な体調変化とその対策1
1

妊娠中はミスが多い?妊娠における主な…

女性の健康
2

良質な睡眠効果も?!EPAの睡眠効果…

ヘルスケア
3

階段が恐ろしい…特に下りで痛みが出や…

膝痛
4

40~50代の更年期世代の女性に多い…

ヘルスケア
5

激痛は前触れなくやってくる?急な膝痛…

膝痛
カテゴリー一覧
月別アーカイプ
注目のキーワード
リフレのおすすめ特集