どれだけ知ってる?眼の健康を保つ成分ルテインの基礎知識

緑黄色野菜の黄にあたる天然の色素成分「ルテイン」

自然界には様々な栄養成分が存在しているのはご存じのとおり。

人間が活動するうえで絶対的に必要となるタンパク質や脂質・糖質などの三大栄養素はもちろん、ビタミンやミネラルといった栄養素もまた、生きるうえで摂取しなければならないことは改めて言うまでもありません。

一報で、ビタミンDのように一部の栄養素は人間の体内で生成できるものもありますが、基本的には他の生物と同様に

食べ物によって必要な栄養を補っているため

ゆえに日々の食事における栄養バランスが重要と言われるのです。

皆さんもよくご存じのとおり、自然界には無数の栄養素が存在しており、その栄養素ひとつずつ

・体内で生成できる栄養素なのか?
・食事以外では摂取できないものなのか?
・そもそもその栄養素が不足するとどうなるの?
・摂取するには何を食べればいいの?

といった具合にすべてを把握するのは困難ですが、少なくとも健康を意識するのであれば、さらにはお悩みを抱えている箇所があるのであれば、体に良いとされる代表的な栄養成分とその効果は把握しておきたいところ。

そこで今回フォーカスするのが

抗酸化作用が高いことで知られる「ルテイン」

についてご紹介していきます。

ほとんどの皆さんは「緑黄色野菜」という言葉自体は当然知ってますし、その言葉を聞けば、ある程度どの野菜なのかもイメージできると思います。実際には、緑黄色野菜にも明確な定義がありますが

この緑黄色野菜に多く含まれる成分のひとつがルテイン

ルテインはカロテノイドという色素成分の一種で、黄色の天然色素成分のひとつであることから、緑黄色野菜の黄色を担う成分と捉えれば覚えやすいかもしれません。
(実際に緑色の野菜にも多く含まれますが・・・)

今回はそんな栄養素「ルテイン」の

特徴や働き・効果、効率的に摂取できる食材など

基本的な知識を皆さんにご紹介していきます。
人にとって意外と身近な成分ではあるものの、実際の効果はあまり知られていないこのルテインの働きを理解して、日常的に摂取できるような食生活を見直してみましょう!

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体内では合成できないルテイン~不足するとどうなる?

冒頭でお伝えしたように、色素成分の一種であるルテインは抗酸化作用が高いことで知られていますが、人間の体には元々ルテインが存在しており、主に眼の周りの組織や乳房、子宮や卵巣、脳などに存在しています。

特に眼の組織である網膜の黄斑部や目の中の水晶体に多く存在

していることで、眼の機能に関わる組織の酸化を防ぎ、加齢黄斑変性症や白内障など様々な目の病気から守る役割を担っています。繰り返しとなりますが、ルテインは体内で生成することができないうえ、

40代以降になると加齢と共に大幅に減少

してしまうため、老眼や加齢黄斑変性症、白内障といった「目の老化現象」が起こりやすくなるのです。つまり、ルテインは

眼の老化を防ぐ抗酸化作用の高い栄養素

であり、不足することで眼精疲労や視力の低下はもちろん、色覚異常、物が歪んで見えるなど、加齢に伴って様々な変調を来たしやすくなるのです。

40代ともなると多くの方が直面する老眼

「物が見えにくい=老眼だから仕方ない」と割り切ってしまっている方も少なくありませんし、眼鏡やコンタクトで解消できてしまう点、生活習慣病のように外見上の変化がない点などで、対策が後手になりやすい傾向にあるのも事実。

目を酷使する現代社会においては、単に物が見えにくいという弊害だけでなく、

緑内障といった失明の恐れもある眼病のリスクも高まります

さらには、過去記事「▼頭痛・肩こり・ストレス~疲れ目症状を解消するアイケアの重要性」でもお伝えしているように、物が見えにくいことで首や肩の筋肉が緊張し、慢性的な肩こり、頭痛などの一因にもなりうるのです。

このように、ルテインは目の健康を司る大切な栄養素であり、歳を重ねるにつれ食事からの摂取を特に心掛けなければならない

「目のアンチエイジング」のひとつの方法!

肌や毛髪だけがエイジングケアの対象ではありませんので、日々の食習慣を見直し、目のエイジングケアとしてルテインの摂取を意識するようにしましょう。

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目の衰えを感じる前に!合わせて摂りたい栄養素と習慣化の秘訣

「いつまでも若々しくいたい」と誰しも感じることですが、残酷にも40代以降ともなると目の機能の衰えに限らず、体の至るところで老化現象は現れます。

特に女性においては、肌ツヤや毛髪などの外見部分に老化を感じやすい傾向にありますが、仮にしっかりとエイジングケアをして見た目的にも若々しさを維持していても、いざスマホを見る時に「目を細めて手を遠ざけるしぐさ」を傍から見てしまうと

結構年齢いってるんだな~

なんて、致し方ないとしても思われたりしてしまうのです。
エイジングケアについては一朝一夕でなし得るものではありませんので、40~50代になってから、学生時代の同窓会のお知らせが来て焦って対策しても意味がなく、

日常的に習慣化させることが大切

特に目の機能の老化についてはごまかしが効きませんので、日ごろからその意識を高めて、ルテインを摂取できる食生活を習慣化させる必要があります。あまり難しく考える必要はないのですが、例えば

朝食に納豆を食べる

という食習慣がある方は多いのではないかと思われますが、これと同じようにルテインが多く含まれる食材を毎日の食事にプラス一品するだけでも習慣化できるので

・ケール原料の青汁を毎朝飲む
・昼食にレタスやブロッコリーが入ったサラダを食べる
・夕食に小松菜やほうれん草のおひたしを食べる

という手軽なものでもルテインは摂取できます。

ちなみに、食事などによって、体内に吸収されたルテインは、網膜の中心にある黄斑部に蓄積されます。黄斑部は実際に物を見る機能を司る部分であり、そこに蓄積されるルテインが外部からの有害なブルーライトや紫外線などの刺激から守ってくれるのと同時に老化を抑制する役割を果たしています。

一方、目の健康食材として知られるブルーベリーに含まれる「アントシアニン」は、

目の周りの血流を促進して毛様体筋の緊張をほぐす役割

がありますので、ピント調節機能の改善という点では合わせて習慣化させたい栄養素のひとつです。ルテイン摂取の食習慣と合わせて、ブルーベリーやビルベリーなどのベリー系も合わせて摂るよう心掛けましょう。

また、過去記事「▼アンチエイジングを意識するなら欠かせない栄養素ランキング」でも詳しくご紹介しておりますが、その他にも酸化を防ぐ栄養素は数多くありますので、予備知識として覚えておくと良いでしょう。

いかがでしたでしょうか?

ルテインは意外と身近な栄養成分ではありますが、多くの方が不足がちなのが実情です。この機会にぜひルテインの重要性を再認識し、毎日の食生活に取り入れてみてはいかがでしょうか?

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