老眼?疲れ目?物が見えにくくなる原因と対策グッズ

老眼?疲れ目?物が見えにくくなる原因と対策グッズ

老いを実感する顕著な症状「物が見えにくい」の原因とは

個人差はあれど、40代以降になると誰しも直面する老眼。
主に、近くのものが見えにくくなるのが特徴で、近年では誰でも持っているであろうスマホの画面をはじめ、新聞や本が見えにくい、自分で書いた字が見えなかったりと、日常生活のさまざまシーンで支障を来たします。

人の視力については、先天的な要素から生活環境まで、あらゆる要素が起因していることから、なかなか視力低下の原因や改善を行うことが難しいとされていますが、近年においては

近視人口が世界的に増加

しており、日本においても40代の約半数弱が近視、高校生でも1.5人に一人の割合で、裸眼視力が1.0以下という状況、さらには裸眼視力0.3以下も2.5人に一人のという割合です。

※出典:文部科学省「学校保健統計調査ー平成30年度(確定値)」
https://www.mext.go.jp/component/b_menu/other/__icsFiles/afieldfile/2019/03/25/1411703_01.pdf

近視は、基本的に近くは見える一方で、遠くが見えにくいという状態ですが、40代以降になるとさらにそこに老眼要素がプラスされるため

遠くも近くも見えにくい

という状況となり、生活そのものに支障を来たさなかったとしても、ものの見えにくさからストレスを感じたり、頭痛など体に変調を来たしたりすることも珍しくありません。

ちなみに、皆さんもよく「近視・遠視・乱視・老眼」などのワードは耳にしたことがあるかと思いますが、それぞれの違いはご存じでしょうか?

近視:近くは見えるが遠くが見えにくい状態
遠視:近くも遠くも見えにくい状態
乱視:近視や遠視と組み合わさり焦点が合わない状態
老眼:ピント調整機能が低下し特に近くが見えにくい状態

ざっくりと分類すると状況のような状態で、近視も遠視も老眼、基本的には眼の水晶体で屈折した光線が網膜上で交点を結ばず、網膜の手前や奥にズレてしまっているため、見るものがボヤけてしまうのです。

日本人の多くは元々、近くは見えるけど遠くが見やすい近視の傾向にありますが、老眼によって近くまで見えにくくなると考えると・・・今からでも何らかの対策を取っておきたいところではありますよね!

そこで今回は、そんな老眼のメカニズムにフォーカスし、

老眼なのか疲れ目なのか、判断の難しい40代

のモノが見えにくい悩みと弊害、改善方法などをご紹介していきます。
老化現象のなかでも特に最初に現れやすいのが老眼であり、モノが見えにくいを放置することで、様々なデメリットがあります。この記事で改めて「視力の大切さ」の認識を高めるようにしましょう!

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物が見えにくくなることで起こる様々な弊害・デメリット

物が見えにくくなることで起こる様々な弊害・デメリット

老眼と疲れ目は、症状こそ似ているもののメカニズムとしてはまったく別物であることは言うまでもありません。疲れ目は、主にデスクワークなどで目をあまり動かすことがなく、ピント調節を行う筋肉が緊張によって硬直してしまうことですが、老眼においては

ピント調節を行う水晶体自体の柔軟性が失われる

ことでピントを合わせることが困難になる状態。
疲れ目は、休息することである程度リセットすることができますが、

老眼はそもそも老化による機能低下

となりますので、休息してもリセットすることができません。
老眼自体は生理現象でもあるので、ほとんどの方が45歳前後で「モノが見えにくくなった」と実感することになりますが、老眼の対処としては、

老眼鏡をかける以外に改善方法はない

のが実情ですので、老眼とは上手に付き合っていくしかないのが実情です。

一方で、40代~50代の多くの方が

・老眼鏡をかけることに抵抗感
・そもそも老眼を認めたくない

という背景もあり、多少の見えずらさなら我慢してしまう傾向にあります。
老眼鏡と聞くと「いかにも老化」というイメージが強いため、老いによる機能低下を受け入れたがらない心情は理解できるのですが、モノが見えにくい状態を我慢し続けることで結果的に眼精疲労につながり

・頭痛や肩こりが起こりやすくなる
・めまい・吐き気・食欲不振が起こる
・ストレスから自律神経が乱れる

といった症状が出やすくなる点は、過去記事「▼中高年から気をつけたい!加齢に伴う眼の老化と代表的疾患」でもご紹介しているとおりです

近年では、「老眼鏡=老い」というネガティブなイメージを払拭しようと、老眼鏡という呼び方を「リーディンググラス」という呼称を使うことが多くなってきています。厳密には、老眼鏡とリーディンググラスは異なる目的のものかもしれませんが、それだけ

老眼には老眼鏡による矯正が重要

ということでもありますので、40代以降の「モノがみえにくい」という老化現象とは上手に付き合っていくことが大切なのです。

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老眼?疲れ目?症状別に見る「モノが見えにくい」対策グッズ

老眼?疲れ目?症状別に見る「モノが見えにくい」対策グッズ

さて、これまでの内容で老眼は避けて通れない生理現象であることを学びましたが、実際にモノが見えにくくなったと実感が出てきた時に、どのような対策を取るべきなのでしょうか?

上記でもご紹介したように、人がモノを見る時に目の水晶体はにある毛様体筋によってレンズの厚みを変え、それによってピントを合わせていますが、老眼においては毛様体小帯の働きが低下し、レンズの厚みが変りにくくなってしまうことでピントが合わなくなってくるというメカニズム。老眼は、水晶体はまわりにある

毛様体小帯(毛様体筋)の筋力低下

によるものなので、毛様体小帯の筋力を回復させることはできないのです。
つまり、老眼を回復させるのではなく、老眼を急速に進行させないために「目の負担を軽減させる」ことが大切で、その一つが老眼鏡なのです。

そのほか、日常生活のなかで留意したい点としては、

・モノを見る時は照明等で明るくする
・長時間のPC作業などは時折遠くを見るよう心掛ける
・ピント調節機能の改善や血行促進成分が配合された目薬を使う

などが挙げられます。

一方の疲れ目については、老眼が毛様体筋の筋力低下なのに対して、疲れ目は

毛様体筋の筋肉痛

と捉えると分かりやすいかもしれません。
目を酷使しすぎて筋肉疲労が起き、ピント調整が上手くいかない状態ですので、基本的に他の筋肉痛と同様に筋肉を休ませることが大切です。ただし、モノを目で見る以上、就寝時以外で目の筋肉を完全に休ませることはできないので、

何より睡眠を取ることが疲れ目対策では重要

なのです。

とはいえ仕事中に睡眠なんて取れないし・・・
という方も多いかと思いますが、そんな時に用いたいのがホットアイマスクなどのアイケアグッズ。ほんの10分程度使用するだけでも目の筋肉の緊張や硬直が和らいで、一時的ではありますが手軽な疲れ目対策グッズとしては有用です。

その他、食生活という観点でも目に良いとされる成分

・アントシアニン
・ルテイン
・アスタキサンチン

などの成分を含んだ食材を習慣的に取る、ということも目を労わるのに効果的。食事で摂るのが難しいようであれば、サプリメントなどを活用すると継続しやすいでしょう。

老眼も疲れ目も目を酷使することで悪化が急激に進行してしまいますが、日常生活において目を使わないということはできませんので、

目を労わることができる生活習慣

という点を考えていかなければなりません。
上記でご紹介したような

・照明を増やす
・目薬をさす
・アイマスクで休息
・サプリメントで栄養素を摂る

はもちろんですが、やはり「休息」が何より重要ですので、休みの時はスマホやテレビの見る時間を減らすなどの工夫をされてみてはいかがでしょうか?

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