春先から始める!美肌を維持する早目のUVケアとポイント

美肌のために早めのUVケアが肝心!

紫外線がシミやシワの原因となり、肌によくないことはもはや常識。夏が近づいてくると紫外線から美肌を守る日焼け止めクリームや日傘、カーディガンなどのUVケア商品が数多く出回りますね。しかし、この紫外線、暑くなってから対策しても遅いということをご存知でしょうか?

年間の紫外線量を調べると、1年を通して紫外線は降り注いでおり、唯一紫外線が弱いとされるのは11月中旬から2月初旬まで。春の訪れを感じる3月や4月になると紫外線量は急増するため、この時期にケアを怠ると知らないうちに日焼けしている場合が少なくありません。春先からの早めの対策でお肌のプロテクトを忘れないようにしましょう。

紫外線の種類違いで対策しよう!

太陽の光には、目に見える可視光線と目に見えない赤外線や紫外線(UV:Ultra violet)があります。可視光線より波長の短いものが紫外線であり、波長によりUVA、UVB、UVCの3種類に分かれます。このうち、UVCはオゾン層に吸収されるため、実際に地表に届くのはUVAとUVBの2種類となります。美肌を守るためのUVケアについては、この紫外線の性質を知っておく必要がありますので、UVAとUVBについてご紹介します。

・深いシワやたるみにつながりやすいUVA
UVAは波長が長く肌の内側の真皮にまで到達するため、肌に対するダメージはすぐ目には見えませが、時間を掛けて徐々にダメージを与え、ハリを失わせ、深いシワを作ります。数十年経ちますと、UV対策をしなかった肌と、しっかり対策してきた肌には大きな違いが見られます。UVAは、直射日光として当たらなくても曇り空や屋内でも日焼けしますので、日常生活の「うっかり日焼け」に気を付けましょう。

なお、市販の日焼け止めクリームなどでUVA対策を行う場合、「PA」(Protection grade of UVA)の表示を確認します。PAは4段階の「+」の数を目安とし、「+」の数が多いほど、UVAに対するプロテクト効果が高いということになります。昨今市販されている日焼け止めクリームなどの最大グレードは「++++」です。

・真っ赤な炎症を起こすUVB
UVBは波長が短く、肌の表面(表皮)にダメージを与えます。UVBを長時間浴びると肌がやけどを起こした状態になり、その後にシミやそばかすの原因となります。夏の屋外で日焼けして、皮膚が真っ赤になりヒリヒリというのがこのUVB。日焼けの印象はどちらかというと、このUVBかもしれませんね。

市販の日焼け止めクリームなどでUVB対策を行う場合は、「SPF」(Sun Potection Factor)の数値を確認します。SPFは「SPF30」「SPF50」などの数値で表示されおり、明らかにSPF50以上の効果がある製品についてはSPF50+と表記されています。昨今市販されている製品では、SPF10からSPF50+まであります。

なお、日焼け止めのPA表示もSPF数値も、高ければ高いほどいいのかといいますと、高いものはそれなりに成分が強く肌への負担にもなりますので、使うシチュエーションや成分を確認して使用しましょう。UVAの降り注ぐ量は春から夏までがピークですが、冬でも夏の半分程度のため1年を通して対策することをおすすめします。UVBは10月から3月は夏場に比べて降り注ぐ量が1/5程度とぐっと少なくなりますが、4月から9月のUVBはシミや炎症の原因になる要素があるのでUVケアを必ず行いましょう。

普段の食事からも紫外線対策?!

日焼け止め製品ばかりにスポットがあたりがちな紫外線対策ですが、体の中から紫外線への防御を高めることも大事です。「ビタミンACE(エース)」と呼ばれる、ビタミン、A、C、Eは紫外線対策でも鉄板の栄養素。普段の食事でも摂取を心がけ、サプリメントなどで補うのも良いでしょう。さらには、肌の新陳代謝を味方してくれるビタミンB2を加えることで美肌キープにも役立ちます。

・ビタミンA 肌や粘膜の保護に役立つ。
・ビタミンC 美白の王様ビタミン。活性酸素をコラーゲン生成にも効果的。
・ビタミンE 紫外線を浴びて発生する活性酸素に効果的。
・ビタミンB2 肌を新陳代謝させ、細胞の再生を促進。

なお、食事からビタミン類を摂るときに気をつけたいことがあります。ビタミンCを多く含む食材などと共存している光感受性のソラレンという成分は、紫外線を吸収しようと働きかけるため、食後数時間のうちに紫外線にあたることでシミやそばかすなどの原因になってしまうのです。ソラレンの効果は食後2時間から7時間ほど続きますので、ソラレンが含まれる食べ物を摂取する場合は日中ではなく夕方や夜が良いでしょう。ソラレンが多く含まれているのは、レモン、オレンジ、グレープフルーツ、キウイなど。どの果物も天然のビタミンCの宝庫ですから、夜の食後のデザートにフルーツをプラスしてみましょう。

いかがでしたでしょうか?

UV対策においては、まず正しくUVの知識を身に付けること。
そして、肌に直接塗るもの以外にも対策ができるという点を覚えておくと良いでしょう!

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