健康診断の数値結果の見方と改善対策について

お仕事をされている方なら、毎年1度の恒例行事とも言える健康診断。
年齢によって診断内容こと異なるものの、健康診断の前になると一夜漬けのごとく食事に気を遣ったり、お酒を控えたり運動したりと、直前になってから何かと焦る人も多いのではないかと思います。

自分はどこも調子悪くないし日頃運動もしてるし、という健康に自身がある方でも、意外と何かしらの指摘を受けることも珍しくなく、社会人にとって年に1度の健康診断は必要不可欠といっても過言ではありません。ただし、その健康診断の結果を受け、

自分の身体がどのような状態で、どう改善をしなければならないのか?

を明確に把握して、具体的に改善対策を行っている人はそれほど多くなく、何となく数値を見て、昨年より改善したとか、悪化したとか、その程度の認識しか持たないのも実情。結果表に記載された指摘事項こと留意するものの、実際にどのような改善策を講じれば良いかも分からないという方が多いのではないでしょうか?

このページでは、健康診断における代表的な診察内容と、その結果から読み取れる自身の身体の状態とその改善策に講じ方についてご紹介したいと思います。

血液検査

診断内容は20種類近くにも及ぶ

一般的な健康保険組合で行う健康診断においては、医師との問診のほか、血圧・血液検査、脂質やコレステロールの検索、肝機能検査、検便・検尿、心電図を使った心機能検査など多岐に渡ります。また、女性であれば子宮頸がんや乳がん検査なども含まれてきます。特に中高年から気になりだすメタボ判定やお酒の飲みすぎなどから来る肝機能低下などは、気にされる方も多いと思いますが、まずは数値比較できる代表的な診断内容からご紹介していきましょう。

【BMI数値】
体重と慎重から計算される肥満度を表す数値。
BMIは、体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))で簡単に求められ、その数値が18.5未満で「痩せ型」、 25以上で「肥満」に分類されます。

日本肥満学会の肥満基準
・低体重(痩せ型):18.5未満
・普通体重:18.5以上~25未満
・肥満(1度):25以上~30未満
・肥満(2度):30以上~35未満
・肥満(3度):35以上~40未満

言うまでもなく、肥満は糖尿病や高血圧などの要因となることから、特にBMI25以上の肥満気味の人は、それらの予防と生活習慣の改善を意識しなければなりません。

【血中コレステロール】
コレステロール診断には、動脈硬化の直接的な原因となるLDLコレステロール(通称:悪玉コレステロール)と、動脈硬化を予防する働きのあるHDLコレステロール(通称:善玉コレステロール)があり、それぞれの基準値として

LDLコレステロール(悪玉):60~119mg/dl
HDLコレステロール(善玉):40~119mg/dl

が目安とされています。BMIと同様、肥満や中性脂肪の増加により、LDLコレステロールの増加およびHDLコレステロールの低下を招くことで、肥満、糖尿病、動脈硬化など、特に生活習慣病予防の判断材料として重要な診断と言えます。

【血圧】
皆さんも良くご存知の血圧検査は、広く浸透している認識として「上で~幾つ」という言い方をしますが、この上とは収縮期血圧(最高血圧)を指しており、逆に「下」は拡張期血圧(最低血圧)を指していうことが多いです。日本高血圧学会での基準値は以下のとおりで、

収縮期血圧(最高血圧)140mmHg未満
拡張期血圧(最低血圧) 90mmHg未満

収縮期血圧160mmHg以上、拡張期血圧100mmHg以上で、健康診断上では要治療と判断されるようです。高血圧による悪影響は、血管そのものにに負担が掛かり、脳卒中や動脈硬化を起こしやすくなります。

【空腹時血糖】
血糖値とは血液中に含まれるブドウ糖のこと、と説明されてもあまりピンと来ないのが本音ですが、人は食事を摂ると血糖値が上昇し、膵臓から分泌されるインスリンの働きによって時間と共に血糖値は下がります。この血糖値の変動の範囲を調べるために、健康診断では、通常「空腹時の血糖値」を診断していますが、その基準値は

110mg/dl未満

となり、空腹時血糖が高い場合は糖尿病などの恐れがあると判断されます。
こちらも生活習慣病の対策として非常に有用な診断のひとつであり、特に塩分の多い食事や現代社会に多い油っぽい食事、早食いなどが血糖値を急激に上げてしまう要因となることから、基準値の範囲内であっても日頃から気をつけたい項目のひとつです。

【肝機能】
お酒を多く飲む方にとっては一番の気がかりなポイントではないかと思われますが、肝臓の機能を推し量るうえで重要な診断項目であり、GOTやGPYの数値によって総合的に判断されます。GOTやGPYは、肝細胞に多く含まれている酵素細胞のことで、血液中に含まれる濃度を測定することで異常の有無を判断します。正常な人の基準値は

GOT(AST):35U/L以下
GPY(ALT):35U/L以下
γ-GPT(γ-GT):55U/L以下
ALP:340U/L未満

となりますが、状態や疑われる病気の種類によっては、検査結果で出たGOTやGPTの数値を比較して検討する必要があるため、基準値を大きく乖離した場合には、まずは医師などの専門家の診断を受けることが先決です。

肝機能検査においては、主に肝機能の低下や肝硬変、心筋梗塞などの予防・改善に役立つ診断項目ですが、お酒の飲みすぎだけでなく、脂肪分の多い食べ物を多く摂取している人も数値が高めになりますので、お酒を飲まない人も注意すべき項目です。

日頃の食生活や生活習慣を見直すきっかけに!

食生活

上記でご紹介した診断項目以外にも、様々な検査がありますが、上記は主に生活習慣病の判断に直結する検査内容になりますので、日頃の不摂生などを知る良いきっかけになるのではないかと思います。

特に、「昨年は何でもなかったのに・・・」ということを経験された方も多いのではないかと思いますが、これらの予防や改善は、一朝一夕でなされるものではなありませんので、毎日の生活のなかで自然と予防し続けることが大切です。

週に一度は数時間でも運動をする、お肉中心の食事から野菜・魚を中心とした食事に切り替える、飲酒は週に●日にするなど、様々な心がけと実践により予防や改善を実現することができます。これまで、健康診断の結果表をあまりしっかりと見てこなかった人は、いまからでも決して遅くありませんので、まずは自分の身体の状態を把握し、どの数値が基準値を越えていて、どのような対策を採るべきなのかを今一度見直してみると良いでしょう。

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