ガサガサ踵(かかと)対策とお手入れテクニック

ガサガサ踵(かかと)対策とお手入れテクニック

かかとがガサガサになったりヒビ割れたりする原因は?

秋から冬に掛けては、空気が乾いてくるのと同時に肌の乾燥も気になりだしますよね。
顔や唇などの乾燥はもちろん、個人差こそあれど、手や足など全身がカサカサになってしまうのは誰でも経験があるかと思います。

顔や手など普段から目につく場所は、化粧水や保湿クリームなどでしっかりと保湿対策をする方がほとんどではありますが、今回スポットを当てるのが

足のかかと

冬時期に多いガサガサ踵のケアについて取り上げていきます。

踵と言えば、普段は靴や靴下に覆われて見えない部分ではありますので、せいぜい入浴時の身体を洗う時に気付く程度かもしれませんが、実は多くの方がガサガサ踵、ないしはその予備軍であり、踵のケアが疎かにになっているのが実情です。

一般的にこの踵のガサガサは

踵の角化症

と呼ばれ、踵の角質が厚く硬くなり、そして乾燥が進むことでひび割れを起こす状態を指し、程度こそあれど、多くの方で踵が硬くなったり、ひび割れを起こしていたりします。

踵が硬くなる原因については主に、


・乾燥
・刺激による硬化
・ターンオーバーの乱れ

などが挙げられ、普段から乾燥気味であったり多く歩いたりする人ほど、その傾向が強まります。

でも、足裏って汗で蒸れやすいから乾燥しないのでは?

と思われる方も多いことでしょう。

実際に足裏は汗を分泌する汗腺が多いために汗をよくかきます。
一方で、足裏には毛穴がないため、皮膚表面の水分蒸発を防ぐ役割を持つ皮脂がないことから、汗をかいてもその分

水分が蒸発して乾燥してしまうのです!

また、踵は体全体を支えるために常に過剰な圧が掛かっており、靴などとの摩擦によって皮膚の防御反応が働くため、日常生活を送っているだけでも徐々に角質層が硬くなっていきます。その他にも、過去記事「お手入れ以上に重要!潤い肌を保つ睡眠・栄養・ストレス解消」でもご紹介したように、ターンオーバーサイクルの乱れ要因となります。

これらのようにガサガサ踵になる原因をしっかりと理解したうえで、ツルツル踵を手に入れる潤いケアテクニックをご紹介していきます。

硬くなった角質を削るのはNG?!保湿ケアが重要なワケ

ガサガサ踵(かかと)対策とお手入れテクニック02

ガサガサになった角質を除去したい!
と思った時に、まず行ってしまいがちなお手入れ方法のひとつに、

軽石や専用のリムーバーで削る

という方法ではないでしょうか?
踵専用のヤスリや軽石は、ドラッグストアなどで市販されており、硬くなっている踵を削ればカンタンに角質を除去できます。ただし、硬くなった古い角質を削れば一時的にツルツルになりますが、水分量の低下した角質を削ることで

角質に刺激を与えてしまい乾燥を悪化させてしまう

恐れがあります。
また、削りすぎによって踵への違和感や痛みを感じてしまうようになると、刺激による硬化を促進させてしまうため、返って逆効果になることもあります。リムーバーなどで古い角質を削る場合は、あくまでも保湿クリームなどを塗る前に下地を整える程度に留めておき、あくまで

保湿クリームなどをベースとした潤いケア

に重点を置いた方がベスト!

特に乾燥する冬場などは、毎日のお手入れとして

1、入浴で角質を柔らかくする
2、ガサガサがひどい場合は、軽石などで踵表面を軽く整える
3、ひび割れて痛みを感じる際は角質を削らない
4、入浴後すぐに尿素配合の保湿クリームでマッサージ
5、ひび割れがひどい場合は、踵をラップで押さえて靴下を履く

というケアを続けるようにしましょう。

ハンドクリームなども同様ですが、保湿クリームを選ぶ際のポイントとして、ひび割れなどに効果的な尿素配合の保湿クリームや、ワセリンやグリセリンといった保湿成分が配合された商品を選ぶのが定番。また、塗布はお風呂上がりだけでなく朝晩1回ずつくらいを目安に、マッサージするように塗り込むと良いでしょう。

乾燥だけではない?!ガサガサ踵を根本から見直そう

これまで、ガサガサ踵の原因と毎日のケア方法についてご紹介いたしましたが、乾燥以外にも刺激による硬化やターンオーバーの乱れといった部分にも心掛ける必要があります。

つまり、

普段の生活スタイルも見直すこと

も重要なポイントとなります。

身体の内側の根本的な部分から改善すべく睡眠時間や生活習慣の見直し、バランスの取れた食事と栄養、そしてストレスフリーでターンオーバーサイクルを正常に戻すことも合わせて心掛けるようにしましょう!

いくら軽石やリムーバーなどで削って一時的に状況が改善しても、根本的な部分が改善されないと、また同じ症状を繰り返すことにもなりかねません。

また、

姿勢の悪いさや合ってない靴なども角質硬化の要因

姿勢の悪さなどによって、踵の一部だけに圧が掛かってしまうことでできる角化症や、合ってない靴は靴の中で踵が動いてしまい、摩擦や刺激によって角質が硬化してしまうことも考えられます。

クッション性の低い革靴などで長時間歩く必要があったり、健康のためにウォーキングやジョギングを行っている方などは、ジャストサイズの靴を履くことはもちろん、インソールなどで踵を保護してあげるだけでも、踵への負担は軽減されます。

また、長時間歩いたり運動したあとには、

入浴時にしっかりと踵をマッサージしてあげること

で、踵を柔らかくして血行を促すことも効果的!
もちろん、入浴後の保湿ケアもセットで行うようにしましょう。

いかがでしたでしょうか?

意外と簡単にできるガサガサ踵のお手入れテクニックですが、日常的に足や踵を酷使している以上、短期的に改善されるものではありません。日常生活の見直しから保湿ケアまで、長期的に取り組むくらいの心構えで、実践するようにしましょう!

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