プリン体とコレステロールは違っていても対策は同じ!

こんにちは。リフレ健康食品相談窓口の岡﨑です。
汗ばむくらいに暖かい日もあり、春の訪れを感じています。

前回プリン体について読んだお客様より
「じゃあ、私はイクラをいくら食べてもいいのね?」と聞かれて戸惑いました。

確かにイクラにプリン体は少ないのですが、反対にコレステロールを多く含んでいます。
1月に記載したプリン体を多く含む食品に、コレステロールを追加した表を作成しました。


公益財団法人痛風・尿酸財団「食品中プリン体含有」参照
日本食品標準基準2020年版(八訂)参照

表の一番上にある鶏レバーはプリン体もコレステロールも多いので、食べ過ぎに気を付けましょう。
それに対して煮干しやカツオ節もプリン体やコレステロールが多いのですが、こちらは1回に食べる量が少ないので、それほど心配はいりません。

質問にあったイクラは、プリン体の心配はなくてもコレステロールが多くなります。
ただし卵類に含まれるレシチンにはコレステロールを調節する働きがあるので、食べ過ぎない程度にしましょう。

そしてプリン体を含む食品とコレステロールを含む食品に違いはありますが、血液中の値は両方共に食べ物由来が2割、肝臓で作られるものが8割といわれています。

では、今回はコレステロールについて簡単に説明しましょう。
コレステロールは三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)の脂質の仲間であり、細胞膜やホルモンの材料になる大切な成分です。

血液中のコレステロールには、LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールがあります。
LDLコレステロール(基準範囲60~119mg/dl)は肝臓で合成され、全身にコレステロールを運搬します。
それが加齢や過食、女性ホルモンの影響などで増え過ぎてしまうと、酸化して血管にへばり付いてしまいます。

反対にHDLコレステロール(基準範囲40mg/dl以上)は、余分なLDLコレステロールを回収して肝臓に戻す役割があります。
しかし運動不足などでHDLコレステロールが少なくなると、LDLコレステロールを回収しきれなくなり、動脈硬化の危険性が高まります。

そしてコレステロール値や血中中性脂肪値が原因の高脂血症も、プリン体代謝物の尿酸値が高い高尿酸血症も、その対策は一般的な生活習慣病予防と変わりありません。

①野菜多めのバランス良い食事
②お酒、甘い飲料、おやつを制限
③散歩などの適度な運動
④定期的に検査を受け、程度によって服薬

いよいよ3月半ばからマスクなしの生活が始まります。
私は眼鏡をかけていますので、マスクからの息で眼鏡が曇って困っていたので嬉しいです。
マスクなしで梅や桃、桜の花々を楽しみたいです!
でも花の香りと一緒にスギ花粉を吸い込んでしまったら…(≫〰≪)

リフレ健康相談窓口 管理栄養士・登録販売者
岡﨑登希子

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