女性ホルモンの減少が原因?!中高年女性の口臭原因とその対策

中高年以降に起こりやすい口臭変化は老化現象のひとつ?

ひと昔前、孫がおじいちゃんに向かって「おじいちゃん、お口くさい~」という入れ歯安定剤のテレビCMが有名になったことがありましたが、入れ歯の有無に関わらず、多くの人が

高齢になること口臭がキツくなる

といったイメージを持っており、その背景には老化によって唾液の分泌量が減少し、口腔内に細菌が溜まりやすくなることで「口臭がキツくなる」という事実があります。もちろん個人差こそありますが、唾液の減少のほか、高齢になるほど

むし歯や歯周病などを罹患していることも多く

それらすべてが口臭原因となるのですが、近年ではエチケットをそれなりに意識する40代以降の働き盛り世代でも口臭がキツくなる傾向にあり、特に老化現象が顕著になってくる40代後半から50歳代の方に多い悩みとなりつつあるようです。

老化現象においては、顔のシミやしわ、薄毛や白髪、老眼や運動機能の低下など、様々な症状が現れますが、いずれも他人に不快感を与えるものではないのに対して

口臭は他人に不快感を与えてしまう

という点では、他の老化現象とは一線を画するものであり、単に「老化現象だから仕方がない」と割り切れるものではありません。さらに口臭や体臭といったニオイ系の問題は、イメージ的にも「ちゃんと洗ってるの?」といった具合に

日々の歯磨きや清潔さを疑われてしまう

傾向にありますので、特に女性においては死活問題と言っても過言ではありません。

必死になって歯磨きしたり、マウスウォッシュで口臭対策をしているのに、なんだか口臭がキツイ・・・、実はそのようなお悩みを抱えている中高年女性はとても多いのです。

そこで今回は、中高年以降の女性の口臭にフォーカスし、

・中高年女性の口臭がキツくなる原因は?
・老化現象とは言え、解消方法や対策はあるの?

という点についてご紹介してきます。

もちろん、日々の歯磨きやむし歯・歯周病治療といった部分は大前提となりますが、口臭原因はそれだけではありませんので、しっかりと正しい知識を身につけて、日々のオーラルケアと合わせた心がけと対策を取るようにしましょう!

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約4人に1人が基準値オーバー?中高年女性の口臭がキツくなる理由

中高年女性の口臭がキツくなる理由

個人差はありますが、男女問わず40代後半になると誰しも口臭がキツくなる傾向にあるのは上記でも述べたとおりですが、ブレス・ハザードプロジェクトによる全国調査「口臭白書 2019」によると、口臭測定スコアにおいて基準値(50)を超えた人の割合は、

男性8.3%に対して女性は17.9%

さらに年代別・中高齢層で見ても基準値を超えた割合は

男性:9.3%
女性:24.1%

といった状況で、明らかに女性の方が口臭リスクが高いという調査結果となっております。

※出典:ブレス・ハザードプロジェクト「口臭白書 2019」
https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M105545/201905296903/_prw_OR1fl_06B0cbZo.pdf

この女性の方が口臭リスクが高いという背景には、老化による唾液の分泌量の減少以外にも

女性ホルモンの減少・ホルモンバランスの変化

という点が挙げられ、特にホルモンバランスが大きく変化する妊娠・出産期や更年期において、そのリスクが高まりやすいと考えられているのです。妊娠・出産期にむし歯になりやすくなったりするのと同様

女性ホルモンが減少する更年期

も自律神経やホルモンバランスが大きく乱れることで唾液の分泌量が減少し、むし歯や歯周病になりやすく、そして口臭もキツくなる傾向にありますので、男性以上に口臭ケアが求められる世代と言えるかもしれません。

また、40代後半~50代女性の多くは、子供が高校生や大学生となり、ある程度手は掛からなくなりつつあるものの、子供の進路や金銭的な面でのストレスも多くのしかっかる世代です。

こうした日々のストレスも自律神経が乱れる原因

となり、結果的に口臭がキツくなる要因のひとつとなりますので、「口臭=歯磨き」という固定観念を排除して、ストレス解消や日々の生活環境の見直しなども視野に入れ、自律神経を整えることを念頭に置いた対策を心掛ける必要があります。

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口腔内の乾燥を防ぐべく唾液の分泌増を心掛けよう

口腔内の乾燥を防ぐべく唾液の分泌増を心掛けよう

口臭の原因においては、過去記事「▼口臭に効く歯磨き粉ってある?歯磨き粉の主な成分とその効果」でもご紹介しているように、むし歯や歯周病などの口腔内の問題だけでなく、

・生理的な要因
・胃や腸など消化器系の病的要因
・ストレスや心理的要因

など、様々な要因によって引き起こされます。
特に女性のホルモンバランスの変化や自律神経の乱れといった心理的な要因は、根本解決が難しい部分もあり、「毎日しっかり歯磨きしているのに口臭が治まらない・・・」と考え込んでしまうほど、さらにストレス過多となって口臭が悪化してしまう場合もあります。

特に中高年以降は、長年口腔内に蓄積されたプラークなどによってむし歯リスクも高まるほか、消化器系の働きの低下によって口臭がキツくなりやすい傾向にあります。そして、さらに女性は、

ホルモンバランスの変化という口臭要因がプラス

になってきますので、逆に口臭がキツくならない女性の方が少ないと言っても過言ではないのです。そうした老化現象やホルモンバランスの変化の多くは、唾液の分泌量の減少につながり、

口腔内の乾燥によって細菌が増加

して、口臭がキツくなるというメカニズムになります。
唾液の分泌量は自律神経によって調節されているため、ストレスなどによって自律神経が乱れることが一番の口臭リスクと捉え、可能な限りストレスを軽減したり、ストレスを発散できることを日常に取り入れることが肝要。例えば、

カフェでお友達とおしゃべり

というのは、ストレス軽減はもちろんのこと、口を数多く動かすことで口の周りの筋肉が刺激され、唾液の分泌を促進するため、結果的に口臭対策にもなります。もちろん、こまめな水分補給も効果的ですが、お茶やコーヒーなど利尿作用の高い飲み物はNG。その他にも

・ガムを噛む
・酸っぱい飴を舐める
・食事はよく噛む
・口呼吸をしない

といったことも、唾液分泌を促進して口腔内の細菌を減らすことで口臭原因を抑制してくれるのです。

いかがでしたでしょうか?

中高年以降は、個人差こそあれど誰しも口臭がキツくなるのは致し方ないこと。
歯磨きや口腔内のケアだけに捉われず、日常生活のなかでトータル的にその要因を減らしていくことが、中高年以降の重要な口臭対策になると覚えておくようにしましょう。

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