ストレス過多で便秘?ストレスが及ぼす過敏性腸症候群(IBS)とは

ストレス過多で便秘?ストレスが及ぼす過敏性腸症候群(IBS)とは

5人に1人は神経性の便通不調!過敏性腸症候群(IBS)とは

この現代社会を生きる中で、忙しい日々が続き、なんだか疲れが取りきれない、身体の調子が悪い…と感じる方も多いかもしれません。その中でも、「便通が不調」という方も、多くいらっしゃるのではないでしょうか。

便秘や下痢などの症状は、一過性の症状であることも多く、気づいたら改善していた、ということもあるかと思います。ただし、この症状が継続しているという場合や

・排便してもすっきりせず、またすぐにトイレに行きたくなる
・電車で急にお腹が痛くなる
・会議や試験などの緊張する場面になるとお腹が痛くなる

などのような場合は、ある疾患になっている可能性もあります。

それは、過敏性腸症候群(IBS)です。

検査をしても、大腸などに炎症症状のある病気が特に見つからないにも関わらず、便秘や下痢などの症状が数ヵ月以上にわたって継続する消化管の機能障害を過敏性腸症候群(IBS)と言います。

実は、日本人の5人に1人が神経性の便通不調を抱えていると言われており、そこまで珍しい疾患ではないものの、この過敏性腸症候群(IBS)の原因は、「絶対的にこれ」というものはまだわかっていません。

ただ、その一つには、

ストレスが症状を悪化させる要因

であると考えられています。
そのため、ストレスや不安の軽減が症状改善につながるのです。そこで今回は、過敏性腸症候群の4つのタイプと過敏性腸症候群の改善方法をお伝えします。

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実はその便秘、不安・ストレスなどメンタル不調による便通異常かも?!

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ストレスや不安などが大きく関わっているとされる過敏性腸症候群。
症状によって4つのタイプに分けられますので、それぞれの症状を見ていきましょう。

1.「便秘型」
腹痛を伴ってなかなか排便できなかったり、排便できても少量だったり、ウサギのフンのような便しか出てこないことも。慢性的な便通不調で、特にこのタイプは、ストレスで悪化する傾向にあるようです。

2.「下痢型」
急激な腹痛と便意に襲われ、お腹を下してしまうのが下痢型と言われています。「突然便意をもよおしてしまうのではないか…」という不安が、さらに症状を悪化させてしまうこともあるようで、このタイプは緊張によって引き起こされることが多いようです。

3.「混合型(交代型)」
下痢と便秘が繰り返される混合型(交代型)。午前中だけ症状が表れ、それ以降は安定する、などということもあるようです。

4.「分類不能型」
先の3つのどれにも分けられないタイプの症状で、お腹が張っているように感じる、お腹がよく鳴る、食欲不振など、色々な症状があります。

なお、この4つのタイプの傾向としては、男性は「下痢型」、女性は「便秘型」が多く、症状の重さは人それぞれです。重症の場合には、通勤電車に乗れないなど日常生活に支障をきたす場合や、胃痛や胃もたれ、胃食道逆流症も合併することもあります。

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胃や腸は心の鏡!ストレスや不安を取り除く日常の心がけ

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「ストレスで胃が痛い」とよく言われるように、まさにストレスや不安は胃腸などの消化器官への負荷が強くかかります。胃酸が過剰に分泌されることで、胃痛を引き起こしたり、吐き気を感じることまであります。

そして、ストレスや不安は過敏性腸症候群の発症に大きく関わっている、ということもお伝えしたように、胃や腸は、“ストレスという心の不調を映し出す鏡”と言っても過言ではないくらい、これら消化器官に顕著に表れてきます。

では、過敏性腸症候群(IBS)を改善させるには、どうしたらよいのでしょうか。

まずは、ストレスの要因を取り除くことが一番の近道です。
ただ、その原因となっている問題自体を自分自身で取り除くことは難しい場合もあるので、そのような場合には溜まったストレスを解消させることがポイント。

ストレスを解消させるのに効果的なのは「運動」

これを日常生活で続けられる運動を取り入れるように心がけましょう。

運動は自律神経を整えるのに大切な要素であり、特に有酸素運動が効果的と言われています。あまり激しい運動ではなく、少し汗をかくことができ、リラックスができる程度の運動だと良いですね。

有酸素運動で代表的なのは、ウォーキング、ジョギング、サイクリング、スイミング、ヨガなどがあります。有酸素運動は一定の時間継続して運動を行うものなので、大量の酸素が必要となり、大きく呼吸を行います。酸素が血流に乗って、全身へとしっかりと送られることが、何より身体にはメリット。

また、「落ち着くために深呼吸を行う」というのは、皆さんも緊張した時などに行われるかもしれませんが、呼吸を深くすると、脳にセロトニンという物質が出て、自律神経を落ち着かせ、緊張をほぐす効果があります。つまり、有酸素運動はこれも叶うというわけです。

身体の基礎代謝が上がったり、呼吸循環器系の機能の向上も期待が出来るという身体へのメリットはもちろんですが、深い呼吸によって、ストレスを緩和させる効果も期待ができるのです。

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また、運動の他に、過敏性腸症候群を改善させる方法としては、

胃や腸に負担をかけないようにすることも大切

で、その点においては

・栄養バランスのよい、1日3食の規則正しい食生活
・水分を十分にとる(1日2リットルを目安)
・よく噛んでゆっくり食べ、食べ過ぎない
・カフェインやアルコール、冷たい飲み物を控える
・脂っこい食事や香辛料が強い食事を控える

ということも、併せて行うと効果的でしょう。

もちろん、生活習慣を整えることもお忘れなく!

・十分な休息と睡眠をとる
・なるべく身体を冷やさないようにする

このように過敏性腸症候群を改善させるには、日々の生活の中でストレスを解消させることが一番大切です。ストレスマネージメントをして、心も身体もしなやかに、整えられるようにしたいですね。

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